健康の森 BLOG

未来へつながるタネ

2014.09.24 森林担当 やっしん



朝、記念館の周りを掃除していると、舗装の上にたくさんの
小さな種(タネ)が散らばっています。

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これは、記念館の脇に生えている、「ウダイカンバ」の大木の種です。
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高さは20m以上、目の高さの直径も50cm以上のなかなか立派な大木です。


この「ウダイカンバ」はシラカバの仲間(カバノキ科カバノキ属)の中で、
葉っぱが一番大きく、秋には黄色に色付きます。
材は高級家具材として使われ、林業の世界では、
いわゆる有用広葉樹といわれるものの代表格です。

記念館の周りには、この大木が玄関の正面と、南側に2本あります。

そして、森林整備で明るくなった森の中には、たくさんの稚樹が見られるように
なりました。この、写真は芽生えて1~2年めのものです。

20140919_13.jpg


明るい所が好きなシラカバの仲間の種は、林内に十分に陽が差し込むと、
目覚めて発芽します。

こちらの写真は、芽生えて4~5年めのものです。

20140919_14.jpg

成長が早いので、高さはすでに3m超えです。


「養命酒 健康の森」では、森づくりの中で、現状のアカマツ林を、
色彩豊かで多様な広葉樹林へと、転換を進めています。

この「ウダイカンバ」は、将来の森の主役になる木といっても
いいでしょう。
そういう思いを込めて、大切に育成しています。

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    毎日スイーツに囲まれて
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    毎日自然に囲まれて
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    森の小さな変化を探し
    ながら、四季を楽しんで
    いるナチュラル派の私です。
  • 森林担当やっしん
    美しい森づくりに
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    森のエキスパートです。