毎年同じ様に、また、1年に何回か同じ場所を草刈しているのに、
思いがけなく、希少で珍しい花に出会うことがあります。
先日、お客様駐車場の周りを草刈していましたら、
野生の蘭(ラン)と思われる花を見つけて、危うく、
刈り残すことができました。
調べてみたところ、どうやら、
ラン科カキラン属の「エゾスズラン(別名:アオスズラン 青鈴蘭)」らしいです。
もちろん、ユリ科のスズランではなく、野生のランの仲間です。
こんな、舗装道路の脇に希少なランが生えている「養命酒 健康の森」の自然の
豊かさには、何年も仕事をしていても、日々、新しい発見や驚きがあります。
ですから、
このような環境で働いている私たち緑化担当の仕事は、
一見普通の草刈作業に見えても、雑草をただキレイに全部刈り払う労働ではなく、
きれいな野草花を刈り残して育てたり、森の中では将来の育成木を選択的に
残したりと、最適で快適な緑地を維持・管理する技術職だと考えています。