本格的な冬となり、今年も工場内の森林整備の季節がやってまいりました。
今期の作業予定場所は、工場見学の際、空中歩廊からも良く見える、
この場所です。
林縁部は今年の1~3月にやりましたので、今期は、森の中を
重点的にやりますよ。
現状では、樹高が25m程もあるアカマツに15~20m程度のヒノキが混じった
林になっています。下層には、カバノキ科のミズメやサクラ類、カエデ類などの
広葉樹が多く生育しています。
今回、アカマツを抜き切りして、将来的にヒノキと広葉樹が混じった森林へ
誘導します。
ヒノキの常緑と広葉樹の新緑、紅葉、山桜の花などがモザイク状になった、
色彩豊かな森になる予定です。
まず伐採前の作業として、立木の調査をしました。
直径4cm以上のすべての樹木を対象に、ナンバーを付けて、樹種を同定し、
直径と樹高を測定して記録しました。
これが、木の直径を測る「輪尺(りんじゃく)」という器具です。
目盛は2cm単位になっていて、胸の高さで測ります(「胸高直径」といいます)。
樹高は目測で測ります。
この場所では、足かけ2年で、1000本以上を調査しました。
その後、伐採予定の木にピンクのテープを巻き付けました。
後は、安全対策のロープや注意看板を付けたら、年明けから伐採作業が
始まります。どんな森に生まれ変わるか楽しみですね。
作業の様子も、アップしたいと思いますので、
2014年もお楽しみに。