丸太をきれいに積み上げる「はい積み」だって、お手のものです。
「はい積み」が終われば、後は森林組合さんにお願いして、
丸太を運び出していただきます。
まだまだ伐採した木の枝葉を、チッパーという機械で粉砕する
作業が大量に残っております。
陽気が春らしくなって、見学のお客様も増えて来ましたので、
きれいな森で、お迎えできますように頑張っております。
疲れてません、私、体調良好です。
今年の冬は本当に雪が多くて、寒かったなあと感じます。
それでも、最近は暖かい日が増えて来て、
少しずつ春が実感できるようになりました。
今日は森の中で、黄色の花が咲いているのを見つけました。
これは「ダンコウバイ」、クロモジの仲間で、春先に最も早く
咲き始める木の花の一つです。
森に花が咲き始めると、うれしくなります。
あちらこちらで、フキノトウも良く見かけるようになりました。
実に、美味しそうです。
皆さんは今年、もう食べましたか?
フキ味噌や天ぷらを食べると、今年も春が来たんだなあと実感しますね。
皆さんは、この明治神宮の森が約90年前に、人の手によって一から作られた
人工の森であるということをご存じでしょうか?
森林の成長、発達、変化を100年先まで見越して作られたそうです。
スゴイですね。
参道の上空は、クスノキなどの常緑広葉樹が生い茂っていて、
これがすべて、人の手によって植えられた木で構成されているとは、
にわかに信じがたいですね。
でも、大鳥居の傍らでは、自然界では絶対にあり得ないという、
左から「クスノキ」、「スダジイ」、「アラカシ」、「シラカシ」、「アカガシ」
が並んで生えているのを見ることができます。
面白いですね。
この日は、社務所の職員の方に案内していただき、充実した時間を過ごしました。
森林の管理・整備には、まだまだ勉強が足りないと感じたやっしんでした。
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通常のバックホーと違って、バケットの替わりに回転するハサミの様な
装置(グラップル)が付いています。
左右のハンドルの親指部分のボタンで、ハサミの開閉と回転を操作します。
丸太の積み上げだって、自由自在です。
操縦はちょっとした、ロボット気分?!。
運転は、昔、林業の現場で使って以来でしたが、
散乱していた丸太は、瞬く間に片付きました。
さすが、高性能機械です。
また、ぜひ使いたい、やっしんでした。
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あいにくの小雪舞う日でしたが、作業していただきました。
まず、スローラインという、先におもりの付いた専用の細いロープを
投げて、立木のかなり高い所に牽引用のロープを取り付けました。
お見事です。
ロープ用の牽引具と、途中に倍力の動滑車を取り付けて準備完了。
受け口を切り、ロープで引っ張りながら、クサビも使って
慎重に追い口を切りました。
あとは、牽引具で引っ張りますと、かなり傾いていたアカマツも
徐々に起き上がって、見事に森の中へ倒れました。
周りの広葉樹の損傷もあまりなく、狭い空間に倒して頂きました。
さすが、プロのお仕事です。
まだまだ、修行が足りないやっしんでした。
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立木の枝葉のある部分を、専門用語で「樹冠(じゅかん)」または、
「クローネ」と呼びます。
また、森の中で一本一本の立木の樹冠が連なっている部分を
「林冠(りんかん)」と言います。
この写真は、いわゆる「林冠が閉鎖した状態」であり、林内に光が
入りにくい状態になっています。
アカマツは太陽の光に対して敏感な樹種なので、林冠が閉鎖すると、
光が当たらなくなった下の方の枝葉は、自らどんどん枯らしていきます。
ですから、この写真の様に込み合ったアカマツ林では、生きている枝葉
が上の方にしかありません。
枝葉が少なくなれば、一本一本の立木は幹の太りが悪くなり、
森の中には、成長の悪い木や立ち枯れ木が増えて行きます。
こちらは、整備後の様子です。
(※注 上の写真と同じ場所ではありません)
そこで、抜き切りの伐採で、林冠に隙間を作ってあげますと、
林内に光が差し込んで、地面周辺の木々が元気になってきます。
大きく切り開かれた所には、シラカバの幼木が沢山生えてきました。
伐採されたアカマツの命は、新しいシラカバの幼木に引き継がれました。
ちなみに、シカラバの幹は、5~6年目、樹高2~3m辺りから少しづつ
白くなっていくようです。
やっしんでした。
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