HOME > 健康の雑学 >  【2019年4月号】 平成の雑学

平成の雑学

「平成時代に肉食化した日本人!」「百花繚乱!平成の健康ブーム」「桜の開花時期が30年前より1週間も早くなった⁉」――今月は「平成」にまつわる雑学をご紹介します。


平成時代に肉食化した日本人!

バブル時代末期の1989年から始まった平成時代。グルメブームが高まりを見せ、料理人にスポットを当てた番組やグルメガイドブック、レシピサイト、食ブログなどが急増しました。また、ティラミスからもつ鍋、激辛エスニック、パンケーキなど、さまざまな食の流行が巻き起こり、定番化したり、いつの間にか消えていったりしました。
食の嗜好は高カロリー化しており、博報堂生活総合研究所「生活定点」調査では、「好き」と答えた料理の増加率は餃子やラーメン、焼き肉が最も顕著で、刺身や焼き魚、野菜の煮物などの和食は大きく減っています。また「国民健康・栄養調査」によると、平成元年(1989年)から平成28年(2016年)の間に、日本人の1日当たりの魚介類の摂取量は約96gから約66gに減り、逆に肉類の摂取量が約75gから約96gに増えるという逆転現象が起こりました。平成25年(2013年)には和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、海外では日本食ブームが起こっていますが、皮肉にも日本人の食生活からは伝統的な和食が減っているのです。
こうした食の変遷の影響もあり、生活習慣病の元になる内臓脂肪がつく「メタボリックシンドローム」が問題化し、平成20年(2008年)から「メタボ健診」と呼ばれる特定健診がスタートしました。肉の摂取も必要ですが、魚の中でも特にサバやブリなど青背の魚は内臓脂肪をつきにくくするのに役立つEPAとDHAが豊富なので、ぜひ積極的に摂るようにしましょう。



百花繚乱!平成の健康ブーム

平成時代には生活習慣病の増加も社会問題化し、健康志向が高まりました。「ストレス」「デトックス」「アンチエイジング」といった言葉が一般化し、各種健康サプリメントや黒酢、寒天、塩麹、マクロビオティック、機能性ヨーグルト、グルテンフリーなどの健康食が次々に話題になりました。また、履くだけでダイエットになるというスリッパや、インナーマッスルを鍛えるバランスボールをはじめ、ルームランナーや体脂肪計、電動マッサージ機能付きクッション、おなかに貼るだけで腹筋が鍛えられる器具などの健康アイテムも続々登場。平成10年(1998年)以降は、「ビリーズブートキャンプ」「加圧トレーニング」「骨盤ダイエット」「カーヴィーダンス」「ロングブレスダイエット」「プチ断食」「糖質オフ」など、さまざまなエクササイズやダイエット方法がブレイクしました。
「いろいろ試してみたけど、どれも三日坊主で終わったなあ」「ブームの時は飛びついたけど、今はさっぱり…」そんな方が少なくないかもしれませんが、健康は1日にしてならず。ブームに惑わされず、毎日コツコツ健康によい食事や運動を積み重ねることが大切です。


桜の開花時期が30年前より1週間も早くなった!?

平成時代には地球温暖化に拍車がかかり、高層ビルなどが多い都市部では気温が高温化するヒートアイランド現象も顕著になってきています。東京の気温は、平均16度前後で大きな変化はありませんが、寒暖差が年々激しくなっています。平成元年(1989年)は東京の最高気温が33.5度だったのに対し、平成30年(2018年)には最高気温が39.0度になり、その差5.5度も上昇。30年前より、35度以上の猛暑日が増えています。逆に平成元年は最低気温が0.9度だったのに対し、平成30年には最低気温が-4.0度になり、4.9度も下降しています。
春先の気温が高くなっていることから、桜の開花時期がこの30年間で1週間ほど早まっています。平成時代の初期には、東京のソメイヨシノは3月下旬に開花し、4月上旬に満開を迎えていました。しかし、近年は3月中旬頃から開花宣言が出され、3月下旬には満開を迎える年が増えています。東京では満開の桜は入学式や入社式を象徴する風物詩ですが、このまま温暖化が進むと、新入学・入社シーズンには葉桜が当たり前になってしまうのかもしれません。