鶏手羽とダイコンの黒米粥
疲れた胃腸をいたわるポカポカお粥
年末年始は、普段より食べすぎたり飲みすぎたりする機会も多く、胃腸が疲れぎみ。そんな時には、胃腸をいたわりながら体もポカポカになるお粥はいかがでしょう。おなかを温め消化によいといわれる鶏肉は、骨ごと煮ることで美味しいダシが出ます。消化酵素が含まれているダイコンは、胃もたれや消化不良の改善に役立ち、黒米は冬に弱りがちな腎の機能を高める一助に。1月7日の人日の節句(七草の節句)に七草を加えていただくのもおすすめです。
材料 |
* 陳皮がない場合はゆずの皮で代用 |
1.黒米・白米は洗い、水(分量外)に2時間以上つけておく。 | |
2.鶏手羽先を骨に沿って2本の切り込みを入れ、塩をふって10分ほど置き、出てきた水分をふきとる。 | |
3.ダイコンの皮をむいて1cm角に切り、葉は細かく刻む。ニンニクの皮をむいて半分に切り、芽を除いて包丁の背でつぶす。 | |
4.鍋に鶏手羽先、コンブ、水600ml、3.のダイコン(葉以外)とニンニク、ショウガの薄切りを入れて火にかける。 | |
5.沸騰したらコンブを取り除いてアクを取り、1.の水気を切ったものとごま油を入れ、ふたをずらして弱火で30分ほど煮る。 | |
6.ニンニクとショウガを取り除き、ダイコンの葉と陳皮を加えてひと煮立ちしたら火を止め、器に盛り付ける。 |
レシピ監修 神田 美紀薬膳料理研究家・フードコーディネーター。大学卒業後、外食企業での現場経験後、フードコーディネーターアシスタントを経て、独立。現在は書籍・雑誌・企業・web等へのレシピ提案・メニュー監修・フードスタイリングなど幅広く活動中。“薬膳でカラダ整えごはん”を提唱し、体質や季節に合った身近な食材を、楽しく料理して食べることで、心も身体も健やかに美しくいられるレシピを研究、提案している。 著書『血流を上げて体の不調を改善する薬膳スープ&ドリンク』(マガジンランド)グルマン世界料理本大賞 健康栄養部門準グランプリ受賞。 https://miki-kanda.com/ |