HOME > 健康レシピ > 【2020年11月号】 カキとカブの白キクラゲあん

カキとカブの白キクラゲあん

乾燥する季節に潤いを


気温が下がって空気が乾燥してくる秋に、体を温めて潤いを補うのに役立つカブの煮物はいかがでしょう。また、「海のミルク」と呼ばれるカキは、ミネラル豊富で体に潤いを与えるといわれています。肺を潤し、美肌効果も期待できる白キクラゲがたっぷり入ったアツアツのあんと、濃厚なカキのハーモニーは絶品です。



材料

 
材料(2人分)
カキ 8個
カブ(小) 2個
白キクラゲ(乾燥) 3g
クコの実 大さじ1

A
少々
小さじ1
ショウガのしぼり汁 小さじ1/2

片栗粉(カキ用) 適宜
だし汁 1と1/2カップ
薄口しょうゆ 小さじ4
みりん 小さじ4
片栗粉(水溶き用) 大さじ1/2


作り方


1.カキは塩水で汚れを洗い、水気を切ってAをまぶしておく。カブは茎を2cmくらい残して皮をむき、半分に切る(大きいカブを使う場合は4~6等分に切る)。
クコの実と白キクラゲを水で戻し、白キクラゲの固い部分を除いて食べやすい大きさにちぎる。水溶き用の片栗粉を同量の水で溶いておく。
2.圧力鍋に白キクラゲを入れ、かぶる位の水を加え、火にかけて10分間加圧する(圧力鍋がない場合、鍋でやわらかくとろみがつくまで煮る)。加圧が終わったら、白キクラゲの水を切っておく。
3.2.とは別の鍋にカブとだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら薄口しょうゆとみりんを加え、火を弱めて竹串が通るまで煮る。そこに、水気を拭き取って片栗粉をはたいたカキを入れ、カキがふっくらしたら水気を切った白キクラゲを加える。1分ほど煮たら、水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけてクコの実を入れ、火を止める。
4.器にカキとカブを盛り、あんをかける。




レシピ監修 神田 美紀

薬膳料理研究家・フードコーディネーター。
大学卒業後、外食企業での現場経験後、フードコーディネーターアシスタントを経て、独立。現在は書籍・雑誌・企業・web等へのレシピ提案・メニュー監修・フードスタイリングなど幅広く活動中。“薬膳でカラダ整えごはん”を提唱し、体質や季節に合った身近な食材を、楽しく料理して食べることで、心も身体も健やかに美しくいられるレシピを研究、提案している。
著書『血流を上げて体の不調を改善する薬膳スープ&ドリンク』(マガジンランド)グルマン世界料理本大賞 健康栄養部門準グランプリ受賞。
https://miki-kanda.com/