HOME > 健康レシピ > 【2010年8月号】タイ風鶏ミンチのバジル炒め

エスニックなワンプレートカフェごはん タイ風鶏ミンチのバジル炒め


夏もいよいよ本番!


夏もいよいよ本番を迎えました。ハーブたちも、毎日元気に成長する季節です。濃い緑色が鮮やかなバジルは、独特の香りが特徴で、イタリア料理には欠かせないハーブとして知られていますが、台湾や東南アジアの国々でも使われているのです。今回は、バジルの香りが食欲をそそる炒め物。タイの屋台で食べるように、ごはんにかけて目玉焼きをのせたら、カフェランチ風のワンプレートごはんになりました。



   
鶏ミンチ 200g
バジルの葉 8枚〜10枚
玉ねぎ 1/2個
パプリカ(黄・赤) 各1/2個
にんにく 1かけ
唐辛子 1本
サラダ油 大さじ1
1合
玉子 2個
【材料A】その他準備するもの
ナンプラー 小さじ2
オイスターソース 小さじ2
小さじ1

作り方


1.米は洗って少し固めに炊く。
2.唐辛子は種をとっておく。にんにくはみじん切りにする。
3.玉ねぎは粗めのみじん切り、パプリカはひと口大の乱切りにする。 step03
4.材料Aの調味料を合わせておく。
5.フライパンにサラダ油、2の唐辛子とにんにくを入れ弱火にかける。
6.香りが出てきたら、火を中火にして玉ねぎを加え、鶏ミンチを加え炒める。 step06
7.ミンチの色が変わったら、パプリカを加える。 step07
8.4の調味料を加え、混ぜながら炒め合わせる。
9.バジルの葉を入れ、さっとひと混ぜして火を止める。 step09
10.フライパンをあけ、さっとふき(もしくは別のフライパンに)少量のサラダ油(分量外)を引き、玉子を割りいれ目玉焼きを作る。
11.皿に炊き上がったごはんを盛り、9をかけるようにして盛り、目玉焼きをのせる。



食材のお話: バジル


古代ギリシャでは別名「王様のハーブ」


日本では、十数年前のイタリアンが注目された時期から食卓にも浸透してきたハーブですが、実は江戸時代に日本人に渡ってきたといわれています。当時は「メボウキ」と呼ばれ、種を水にひたしてゼリー状になったもので、目のゴミをとっていたのです。古代ギリシャでは、その香りの豊かさから「王様のハーブ」と呼ばれていました。その香りは、リラックス効果や食欲増進効果で重宝されています。咳止めや殺菌効果も期待できるので、風邪の予防にもぴったりです。


料理のお話:最後に加えてすぐ火を止める これが鮮やかバジルのコツ


暑い夏を楽しむなら、暑い国のごはんがぴったり。バジルとにんにく、タイの魚醤「ナンプラー」の香りが食欲をそそり、唐辛子のピリッとした味が効いた炒めものです。鶏はミンチでなくても、ひと口大にカットしたものや、豚肉・牛肉、そのほかエビなどに代えてもおいしくできます。バジルは生で食べてもいいハーブなので、色鮮やかな緑を残すためにも熱を加えすぎないように。加えたらさっと混ぜてすぐに火を止めてください。今回はごはんにかけてワンプレートにしましたが、パンにはさんだり、レタスなどに包んだり。お好きなスタイルでどうぞ。