HOME > 健康レシピ > 【2010年1月号】りんごのバナナキャラメリゼソース
食事のあとのデザートは至福の時間。でも、できればヘルシーなものを選びたいと思う人も多いのでは?フルーツなら食物繊維のほか、ビタミンやペクチンなども豊富。ただ、身体を冷やす作用のものが多いので、この季節には敬遠しがちです。南国のフルーツ・バナナもまたしかり。ただ、これらは「冬場に絶対口にしてはいけない」わけではなく、フルーツ特有の栄養素も冬の健康を司るのに一役買ってくれるものです。火を通して熱したり、体を温めるスパイスなどをプラスしたりすれば、さほどナーバスになる必要はありません。冬にうれしい甘い風味のデザートで、食後にほっこりしてください。
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1.りんごは8等分に切り、皮を剥いて芯を取り除く。 | |
2.バナナは適当な大きさの輪切りにする。 | |
3.フライパンにバターを入れて弱火にかける。 | |
4.バターが溶けたらりんごを加えて中火にし、炒める。 | |
5.りんごの表面が透明になったらバナナを加えて炒め合せる。 | |
6.レモン汁、グラニュー糖を加え、さらに炒める。 | |
7.バナナがとろりとしてきたら、つぶすようにしながら混ぜソースにする。 | |
8.ソース全体が茶色く色づいたら火からおろす。 | |
9.皿にりんごを盛り、ソースを添えて、シナモンパウダーを振り、ミントを添える。 |
ヨーロッパでは「一日一個のりんごは、医者を遠ざける」といわれているほど、栄養豊富なフルーツ。日本でも初秋から春先まで長い間店頭に並ぶ、おなじみの果物です。腸の働きを助けるペクチンのほか、むくみを解消するカリウムや疲労回復や炎症を鎮めるリンゴ酸など、健康を保つために必要なミネラルがたくさん含まれています。「ふじ」「ジョナゴールド」などいろいろな品種があり、酸味や甘みのバランスや歯ざわりのバラエティも豊か。今回は一般的な「ふじ」を使いましたが、好みのりんごを使ってください。保存するときは、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。ほかの野菜や果物を熟させるエチレンガスを放出するので、未熟な果物を一緒にしておけば、おいしくなります。また、ジャガイモと一緒にしておけば、ジャガイモの芽が出るのを防ぐ効果もあります。
砂糖で作るカラメルソースに、バナナを加えてとろみとボリューム感をつけました。りんごは8等分にしましたが、角切りにしたり、薄切りにしたりと、切り方を変えるだけで仕上がりのイメージが変わります。バナナは火を入れてとろとろになったところでつぶすと、手間がかかりません。最後に、身体を温めるスパイス・シナモンをふって仕上げます。