HOME > 特集記事 > 【2013年4月号】 春眠暁を覚えzzz…(-0-) 今日から使えるウトウト眠気撃退法!

「春眠暁を覚えず」といわれるように、この季節になるとたっぷり寝ているのに、ひどい朝寝坊をしたり、日中に生あくびを連発……という経験がある人も多いのでは?そこで今回は、春のしつこい眠気の原因や、睡魔や倦怠感に打ち克つ眠気のコントロール術を、睡眠の世界を知り尽くしたドクターに指南していただきます。
さらに、眠気の強さを自覚できるセルフチェック診断や、眠りの癖や質を徹底チェックできる睡眠専門クリニックの体験レポートも!

「寝ても寝ても、なかなか起きられない」「睡眠不足でもないのに、昼間にウトウト……」そんな春の抗しがたい睡魔の原因について、“睡眠博士”の異名を持つ人気ドクター坪田聡先生に伺いました。
![]()
1963年生まれ。医師、医学博士。日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。約20年来、睡眠障害の治療や睡眠の質向上の指導に携わる。テレビ東京系『たけしのニッポンのミカタ! 』などに出演。「脳も体も冴えわたる 1分仮眠法」(すばる舎)、「病気にならない睡眠コーチング」(青春新書インテリジェンス)、「快眠・目覚めスッキリの習慣」(中経の文庫)など著書多数。
|
|
|

「眠気」とひとことでいっても、人によってその感じ方はさまざまです。そこで、世界中の医療や保健の現場で使われている「エップワース眠気尺度」をベースにしたテストで、あなたの眠気度をチェックしてみましょう。以下の8つの質問に対して、最近の自分の日常生活を思い返して、4つの選択肢から最も自分にあてはまるものを1つ選んでください。選んだ答えの点数の合計で、あなたの眠気度がわかります。もし質問の中にあなたが最近経験していないことがある場合は、それを行った際の自分を想定してお答えください。
|

8つの質問の答えの合計点が高いほど、日中の眠気が強い人といえ、逆に合計点が低い人ほど、眠気が弱いといえます。
|

| 「朝からシャキッと目覚めたい!」「とにかく昼間のモーレツな眠気を吹き飛ばしたい!」そんなあなたのために、今すぐ実践できる春の睡魔撃退術を、坪田聡先生のアドバイスをもとに伝授します。 |
|
|
![]()
|
||||||||||||||

睡眠時間を充分とっているのに、どうしても眠気がとれない場合は、原因を総合的に検査してくれる睡眠専門のクリニックに相談してみましょう。「とはいえ、眠りの検査って一体何をどう調べるの?」という疑問を解消すべく、各種の睡眠障害に対応した総合診療施設「睡眠総合ケアクリニック代々木」に伺いました。
![]() 【睡眠総合ケアクリニック代々木第一】 東京都渋谷区代々木1-24-10 TSビル1F TEL03-3374-9112 【睡眠総合ケアクリニック代々木第二】 東京都渋谷区代々木1-24-6 TSビルアネックス2F TEL03-5302-2241 http://www.somnology.com/ |

初診の際は、まず医師に普段の生活歴や病歴、薬の服用歴などを確認されます。クリニックに来院する人の中には「いつも6時間寝ているのに、日中眠くなる」といった症状を訴えるケースがありますが、生来8時間眠らなければ疲れが回復しない体質の人は、6時間寝ても睡眠不足なので眠くなって当然なのだとか。
さらに就寝時刻と起床時刻や、日中眠気を感じた時間などを毎日記録する「睡眠日誌」を渡され、一定期間の記録を元に睡眠時間をチェックしてもらいます。もし平日は7時間睡眠でも、休日に8時間以上眠っているようなら、明らかに平日の睡眠時間が足りないということになります。

![]() 入院する個室の一例です。ベッドも快適! ![]() |
次に、睡眠の質やリズムを調べる「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」を1泊2日で受けます。これは入院して、快適な個室空間で一晩眠る検査なので、苦痛を伴うこともなく、ホテルに一泊するような感覚で受けられます。(検査費用は入院する部屋により異なりますが、保険適用で16000円~) 入院手順としては、まず夕食を済ませて18時に来院します。次にシャワーなどを済ませたら、検査着を着てベッドへ。前開きであればマイパジャマでも構わないし、マイ枕を持参してもOKです。水などの飲料も持ち込めますが、カフェインとアルコールは禁止です。 19時より、睡眠中のさまざまな身体状況を調べるために、脳波、眼球運動、あごの筋肉の筋電図、心電図をはじめ、口鼻呼吸の状態、動脈血酸素飽和度の状態などを記録するセンサーが、上半身を中心に30分ほどかけて装着されます。22時までには消灯になり、就寝と共に検査がスタート! 【左写真】 装着完了した姿は、ちょっとサイボーグ映画の1コマみたいですが…頭に巻かれているのは電極が外れないよう固定する柔らかな包帯です。胸とお腹に巻かれたバンドも伸び縮みするのでそれほど圧迫感はなく、寝返りも打てます。ナースコールを押せばトイレにも行けます。 |

![]() 閉塞型睡眠時無呼吸症候群のポリグラフ検査のデータ例。例えば赤い下線の個所(ピンク色の波形が平坦になっている所)は呼吸が約25秒間止まっているところです。 |
翌朝5時~6時半に検査は終了。各センサーが外され、シャワーなどを済ませたら退院です!検査データの解析結果が出るまで、約2週間。それまではちょっとドキドキ……。 ポリグラフ検査によって、いびき、歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群、寝言・ねぼけなどの異常行動、むずむず脚症候群などの病気を発見できます。また、レム睡眠とノンレム睡眠のパターンから、いい睡眠がとれているかどうかが総合的に診断できます。自分では「よく寝た!」と思っていても、実は睡眠の質やリズムがよくない場合も多いそう。 |

![]() |
過眠症の診断やその重症度をはかる際は、「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」に続けて「反復睡眠潜時検査(MSLT)」も受けます。この検査は脳波を測定しながら、日中2時間おきに4~5回、暗い部屋でベッドに横になって眠ります。眠るまでの時間を測定したり、眠りの質を調べたりすることで、日中に突然激しい眠気に襲われる「ナルコレプシー」などの診断ができます(検査費用は部屋タイプにより異なりますが、保険適用で約2万円~)。 |
眠っている時の身体の状態は、決して自分ではわかりません。あまり強い眠気が続くようなら、こうした検査を受けてみましょう。眠気の原因を解決できれば、心も頭もスッキリ!