HOME > 特集記事 > 【2011年11月号】 カラダとココロに効く!特選14+6冊

カラダとココロに効く! 特選14+6冊

「健康や人生について“毎日”考えている」という方は、実際のところ少ないかと思います。仕事や家事、育児などで忙しく過ごしていると、とかく健康であること、人生が続くことを、ことさら“当たり前”と捉えがちです。

しかし、時には自分の体や心、人生について、立ち止まって考えてみることはとても有益なこと。そのきっかけとなりうるひとつの要素が「読書」だと、元気通信は考えました。

楽しみながら読むことができて、読了後に本を閉じれば、今の自分の健康とこれからの人生の歩み方の助言を授かっている…そんな本を14+6冊、厳選してみました。ぜひとも皆様の書架に、加えてみてください。



1 脳はなにかと言い訳する 〜人は幸せになるようにできていた!?〜 池谷裕二/祥伝社(2006)


人間が意識して使うことができるのは、あくまで脳全体のほんの一部。脳の大部分は無意識のうちに稼働しているそうです。では、脳はどのような働きをしているのでしょうか? レトロな丸縁メガネがトレードマークの若き脳科学者が、実際の実験データをふんだんに引用して、脳の実像に迫ります。

……と書くとなにやら難しい本のように思えますが、一般向けエッセイと、その解説(口語調)を交互に配した分かりやすい構成で、科学ものを敬遠している方でも取っつきやすい一冊となっています。

「モチベーションはどうやって高める?」「アルコールでストレスは解消できるのか?」など、ビジネスマンには実践的に役立ちそうな項目も見逃せません。

しかし、「脳はなにかと疲れを溜める」「脳はなにかとド忘れする」「脳はなにかと錯覚する」「脳はなにかとウソをつく」……と、この本の目次に並ぶタイトルを見ていると、どうも脳ってやつも、なかなか人間らしい部分があるようですね。




2 身体にきく〜「体癖」を活かす整体法〜 片山洋次郎/文藝春秋(2007)


『整体入門』『風邪の効用』などの著作で知られる日本の整体の第一人者・野口晴哉の思想をベースに、独自の整体法を創りだした著者の本。

「人にはそれぞれ、骨盤のタイプの違いからくる、固有の体の癖=“体癖(たいへき)”がある」と本書では述べています。どんな健康法も、人によって効果がまちまちであるというのはよくある話ですが、それはこの12種類ある“体癖”の違いに起因するのだとか。骨盤の特性によって、内臓の機能や筋肉の付き方がずいぶん異なるので、疲れ方や回復のしかたに差があるのだそうです。

本書は、この“体癖”を自覚することで自分の体の弱点を認識し、そのうえで体を“ゆるめる”ことの大切さを説きます。そして、緊張している体を解きほぐすための、手軽に実践できる整体法を紹介しています。

ちなみに、「貧乏ゆすり」や「しょっちゅう腕組みする」などのクセも、体を解きほぐそうとする本能の現れなのだそうです。リラックスさせることが、体にとっては大事なのですね。


3 トリセツ・カラダ 海堂 尊/宝島社(2009)


“そういえば、膵臓ってどこにあるんだっけ? ”“そもそも、脾臓なんて臓器あったっけ?”──あなたは自分の体の中の地図を正しく描けますか。

本書は「カラダの隅々まで、ざっくりすべて分かる本」を目指して記された、カラダの取扱説明書(=トリセツ)。神経系、血管系、呼吸器系、消化器系などの機能や臓器について平易な文体で解説されています。巻頭には実際に書き込める“カラダ地図”が2枚。本を読む前と読んだ後に書き込んで比べれば、どのくらい臓器の位置についてくわしくなったか(裏を返せば、以前はどれほど無知であったか!)を知ることができます。

「中学生も東大生も、そして普通の大人も“カラダ地図”が書けなかった」「無知は無関心につながり、無関心でいると、知らないうちに何かが壊れていく」とは、医学博士にして『チーム・バチスタの栄光』で知られる作家でもある著者の言。灯台下暗しに陥りがちな自分のカラダを見つめ直すことは、今後の人生における健康について考える礎(いしずえ)となるでしょう。

かわいくて、とんちの効いた挿絵も楽しい一冊。




4 養老訓 養老孟司/新潮社(2007)

「年寄りが、欲を捨て、じいさんらしく楽にふるまえる世の中は、若い人にとっても快適だ」。400万部を超えるベストセラーとなった『バカの壁』以降、歯に衣着せぬ舌鋒が老いてますます盛んになった感のある著者の平成版養生訓。

「不機嫌なじいさんになるな」「いい年こいてテレビを信用するな」「若い人を気味悪がるな」「健康法を信じるな」「団体行動は避けよ」など、少々辛辣でも嫌味にならない“養老節”で次々と喝破する様は爽快至極。「物申すのが年寄りの仕事だ」との言は伊達ではなく、「定年後のことは早くから考える」等、ご年配“予備軍”への説法も忘れていません。

同氏いわく「長生きすればいいってものではないのです。けれども、年をとったからこそよかったと思えることはたくさんあります」。単なる小言の域を出た、より人生を楽しむための福音として耳を傾けてみてください。

5 水木サンの幸福論 水木しげる/角川書店

本書はいきなり「努力は人を裏切ると心得よ」と始まります。だからこそ“せずにはいられないこと”に努力を傾け、努力の過程も楽しめるようでなくてはならない。成功か失敗かはどっちでもいい。それが水木サンの幸福論。思想のルーツは、氏が戦時中に九死に一生を得たラバウル、そこに住まうトライ族の人々の幸福な暮らしぶりにあります。

子どもの頃に興味を抱いた妖怪に飽くなき探求心を注ぎ、ついに売れっ子漫画家の仲間入りを果たすも「眠りを削って何が人生か」とばかりに仕事を減らす氏の生き様が時系列で語られている「私の履歴書」の部分も傑作。「若いときは怠けてはダメ、しかし中年を過ぎたら愉快に怠けよ」とも。こんな生き方は水木サンしかできない!と思いつつも、読後には自らが幸福になる余地について考えてしまいます。

今年5月、新作漫画『ゲゲゲの家計簿』の連載を漫画誌『ビッグコミック』でスタートさせた水木サン。60年ぶりに見つかった家計簿をもとに当時の生活ぶりや世相を描いた意欲作ですが、なにより凄いのは御年89歳にして現役マンガ家であるということ!そのバイタリティには頭が下がります。



現代人の誰もが、いわれのない孤独感や焦燥感を抱えているものではないでしょうか。←などという、いらぬ不安をあおるようなメディアの一文に振り回されない強い心を持っていたいものですが、ときには弱ってしまう時もあるもの。このコラムでは、≪心≫にまつわる本を3冊、ご紹介します。

『さみしさサヨナラ会議』は、ベストセラー『考えない練習』の著者にして現役住職である小池龍之介と、評論家の宮崎哲哉による対談集。恋愛や草食系男子、SNSといったキーワードを交えつつ、孤独感とうまく付き合っていく方法を探ります。この本によると、インターネットや携帯電話で“誰かとつながっている”という錯覚が、かえって“さみしさ”を増幅させている、とのこと。140字以下でつぶやくことが習慣になりすぎてスマートフォンが手放せなかったり、フォロワーの増減にいちいち一喜一憂したりしているあなたにおすすめです。

心の不調を食べ物で改善しよう、という本が『「うつ」は食べて治す』。「心配性の人には」「集中できないなら」など、心の状態別におすすめの食材を挙げています。食べ物が偏ると、ココロまで偏ってしまうようです。この他、「うつになりやすい生活習慣」などにも触れています。

『ツレがうつになりまして。』は、ドラマや映画でご覧になった方も多いのでは?重くなりがちなテーマですが、ユーモアある漫画なので比較的読みやすく、心の不調からはどうすれば脱出できるか、周囲はどのように支えればよいのか、という手引書にもなり得ます。

6 女35歳からの「キレイ」と「元気」の漢方医学 木村容子/三笠書房(2010)

「女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢時に体の変化が訪れる」とは古代中国の養生書『黄帝代経』に端を発する漢方医学の教え。同書では、女性の35歳は肌のたるみや疲れやすさを覚え始める頃と捉え、ストレスを溜めないカラダ、冷えないカラダ、疲れないココロとカラダ、病気にならないカラダなどの“作り方”を指南してくれます。

ココロとカラダは一つであるという「心身一如」の観点から、メンタルケアにも紐付いている点が漢方医学ならでは。漢方薬の紹介は最小限にとどめ、アンチ(抵抗)ではなくポジティブ(積極的)にカラダをいたわる日々のノウハウが凝縮しています。


7 ホルモンのルール 〜女性のホルモンバランスを整える リズミカルボディセラピー〜 文:ウミノミチコ(2005) 編著:宮川明子/技術評論社

「女性ホルモン」という言葉は知っていても、「ホルモンって何?」と聞かれて正しく答えられる人はどのくらいいるでしょうか?卵巣や子宮、骨盤と連動するホルモンの仕組みを理解し、ホルモンバランスを正常に保つことを目的とした同書は、リセット期(月経期)、アクティブ期(卵胞期)、アンバランス期(黄体期)といった月経周期ごとのセルフケアをイラスト入りで提示しています。

単にノウハウばかりを詰め込んで「これで痩せる!」「これで正常に!」等とする健康書とは一線を画し、体やホルモンの仕組みをしっかり踏まえて実践することが可能。母から娘へと代々読み継げる良書です。


8 食堂かたつむり 小川糸/新潮社(2008)


恋人にフラれて家財道具一式を持ち逃げされたショックから声も発せなくなり、持たざる者として都落ちしたら、故郷がすべて“持っていた”──。一日一組しか招かず、決まったメニューのない「食堂かたつむり」の料理は、招く人が抱える心の氷塊をじんわり溶かしていきます。ザクロカレーに林檎のぬか漬け等、香り立つほど丁寧な料理描写がゆっくりと流れる時間と融和し、なんとも心地よい文章のつづれ織り。しかしながら“生きとし生けるものは、生き物を食べずには生きていけない”リアリズムも随所に顔を出し、物語そのものを引き締めています。

女性読者の支持を集めてベストセラー小説となった同書は、2010年に柴咲コウ主演で映画化も実現。物語に登場する料理が食べたくなったら、レシピブック『食堂かたつむりの料理』もお薦めです。



9 おへそのあな 長谷川 義史/BL出版(2006)


もうすぐ生まれてくる赤ちゃんが、お母さんのおへその穴をのぞいて、家族みんなの様子をうかがっています。

赤ちゃんを今か今かと待ち望んでいる一家に、空気のように満ちているのは、抽象的でも観念的でもない、本当の意味での、素朴で温かな愛です。

「自分もこうやって、みんなに歓迎されてこの世に来たんだな」、と、思わずジンとしてしまう一冊。

お子様だけでなく、かつて自分も赤ちゃんだったことを忘れかけてるオトナの皆様におすすめです。

“なにを読むか”と同じくらい、“なにを食べるか”もまた、その人を形作る大事な要素ではないでしょうか(と、当たり前のことを書いてしまいましたが、けっして字数稼ぎではありません)。このコラムでは≪食≫にまつわる本を3冊ご紹介します。

9歳のころから京都の禅寺で小僧をしていた水上勉の『土を喰う日々──わが精進十二ヵ月』は、著者自ら包丁をとり、春夏秋冬の料理をこしらえるエッセイ。随所に挟まれる、お寺で料理を作っていた少年時代の回想は、ときに鮮烈な土の匂いを、ときに冬の畑の凛とした空気を感じさせ、著者がいかに食や食物を大切にしてるかが分かります。スーパーやコンビニに頼る食生活に慣れ過ぎた(慣らされ過ぎた)われわれはこの本から、著者の姿勢だけでも学びたいところですが、それも難しいでしょうか……。

食のエッセイといえば、池波正太郎も外せません。『散歩のとき何か食べたくなって』や『むかしの味』が有名ですが、ここでは晩年の日々を綴った『池波正太郎の銀座日記〔全〕』を。老いを自覚しつつも、映画に歌舞伎に読書、そして酒や音楽といった好奇心に満ちあふれた著者の日常が屈託なく描かれています。「10年前は思いもよらなかった」衰えを感じる一方で、「夜食はトーストにバターを塗り、ウィスキーでやる」。“人生の晩秋”においても、その惚れ惚れとするダンディズム(と食欲)は健在。銀座の老舗からマクドナルドまで、じつに様々な飲食店が文中に登場します。本書を読んで、日本橋Tデパートの鰻屋N店に足を運んだ方も多いのではないでしょうか。

節食もまた食。というわけでダイエット本もここで一冊。『板谷式つまみ食いダイエット』の著者・ゲッツ板谷氏は、体重103.5キロ、体脂肪率41%、血圧は上が220──このままじゃ命に関わる! と一念発起。“つまみ食い”感覚で、多種多様なダイエットを月替わり(!)で、それも12ヶ月連続でチャレンジ。結果、周囲どころか本人さえも驚くマイナス20キロを達成しました。さて、板谷氏が試したダイエットのうち、いちばん効きめがあったダイエットは何かというと────その答は本書をお読みください。

10 貝原益軒(かいばらえきけん)の養生訓 ジョージ秋山/海竜社(2010)


日本における健康本の元祖といえば『養生訓』。江戸時代を生きた儒学者、貝原益軒(かいばらえきけん 1630〜1714)の著書ですが、現代でも根強い支持者は多く、漫画家のジョージ秋山氏もそのひとり。本書は、秋山氏が養生訓に現代風の解釈を施し、挿絵や漫画を加えた、“21世紀版養生訓”とも呼べそうな一冊に仕上がっています。

ジョージ秋山氏といえば、代表作『浮浪雲』の登場人物である“雲”のように、どちらかといえばアウトローな生き方をモチーフにした作風で知られますが、本書ではそのイメージとはまったく逆をいき、「情欲、飲食の欲、物見遊山、ほどほどにして調和のとれた生活をすることである」と“養生の道”を説きます。

読み進めて感心せざるを得ないのは、食事の摂り方やお酒の飲み方、眠りにつく時、朝夕の過ごし方など、益軒のどの訓示も今の時代で通用するということ。「現代の健康書の多くもみな、この『養生訓』が源になっているように思えてきてしまいます」という著者の意見に頷くことしきり。




11 まんが 黄帝内経—中国古代の養生奇書 張 恵悌/アプライ(1995)


中国最古の医学書と呼ばれる『黄帝内経』は、今もなお専門家によって研究が続けられている“東洋医学の聖書”といっても過言ではありません。漢方や気功、鍼灸や按摩、そして易や風水にいたるまで、ルーツを探るとこの黄帝内経にたどり着きます。

本書は、その黄帝内経を漫画で記した一冊です。季節ごとの養生法をはじめ、東洋医学の観点からに見た様々な症状の原因、さらには各症状によってよく見る夢など興味深い項目もありますが、その一方で捉えどころのない記述も散見できます。

現代でも使える実践的な知識を得るというよりは、古(いにしえ)の東洋の人々が、森羅万象をどう捉え、どう理解していたのかを知る手がかりとして読むのがよいでしょう。

また、漫画とはいえ、専門用語が随所に登場します。初心者がさらっと手軽に読めるといった類の入門書ではありませんが、東洋医学に関する多少の知識を持ち合わせている中級者以上の方にとっては、黄帝内経の理解をより深められる一冊なるでしょう。




12 徳川将軍家十五代のカルテ 篠田達明/新潮社(2005)


たとえば五代将軍、綱吉。身の丈は現代の小学2年生程度しかなかったそうです。成長ホルモン分泌異常による低身長症の疑いがあると言われています。そのコンプレックスを晴らすためか能を大仰に舞い、家臣を集めての儒学講義に励み、最期の時は生かじりの医術で自ら薬を調合するも、はしかであっけなく逝きました。

歴代将軍15人を、東京の増上寺にある徳川家霊廟での遺体発掘をもとに、最新医学で“診断”したのが本書です。将軍それぞれの身体的特徴や持病、お気に入りの養生法などを、それぞれが執った政策やエピソードと有機的に絡める文章は、整形外科医にして作家である著者ならではものと言えるかもしれません。

当時の医術の進化や庶民の信仰、健康法の流行り廃りに関する記述も豊富で、江戸という時代を日本史の教科書とはまた違った視点から垣間見ることができます。


13 ホノカアボーイ 吉田玲雄/幻冬舎(2008)


ハワイ島の「ホノカア」という地区にある映画館で、映写技師としてアルバイトすることになった大学生の玲雄(レオ)。とりたてて、大きな事件は起こりません。しかしそれこそが、ホノカアならではのリアルなスローライフ。朝は海で泳ぎ、夜は映画館で1日1回きりの上映。それでもこの本が退屈しないのは、心優しくてちょっと風変りな住民達との交流が実に活き活きと描かれているから。

ベテラン映写技師の“バズさん”とは「好きな映画のラブシーン」の話で打ち解け、いつも食事を作ってくれる日系人のお婆さん“ビーさん”との交流は、お互いに感謝し合うことの喜びを改めて感じさせてくれます。全編を通して息づくスローライフとアロハの精神。随所に加えられたユーモア。日本からみると癒しのリゾート地といえるワイキキも、ホノカアボーイからすれば「都会だから疲れる」の一言。秋の夜長、ハワイアンミュージックを聴きながらぜひ。




14 1歳から100歳の夢 日本ドリームプロジェクト/いろは出版(2006)


1歳から100歳まで。いまの時代を生きる100人の人が語る、それぞれの夢をまとめた本です。

ケーキ屋さんになりたい6歳、オペラ歌手を目指す16歳、育児しながら大学に通う35歳、野球部監督として甲子園を夢見る50歳、英会話を志す90歳。

名前も顔も年齢もまったく異なる100人の夢なのに、読み進めているうちに、ふと一人の人生をたどっているような気分になってくるのが不思議です。それはこの本を、心のどこかで自分自身の人生と重ねているから、かもしれません。

ページをめくるうちに、いつの間にか、自分の過去と未来について、ひいては自分を取り巻く人たちについて、思いを馳せていることに気づくでしょう。

この本を読んだ後は、読む前よりも少し真剣に、そして少し素直に、自分の人生と対峙しているあなたがいるはずです。



哲学者のソクラテスは「よく本を読んで、自らを成長させなさい。著者が苦労を重ねて体得したことを、すんなりと取り入れて自らの成長に活かせる・・・それが本なのだから」との名言を遺しました。

ノウハウ本を片っ端から読んで一から十まで実践したとしても、そこで自ら「考える」行為が省かれてしまっては“成長”も半減してしまいます。そこで今回は、ノウハウよりも「考える」きっかけになるような本に重点を置いて選んだつもりです。

ぜひとも今回紹介した本を手に取っていただき、心身に“実りの秋”が訪れれば幸いです。