川沿いに生えている木の枝に、何かぶら下がっています。
気になる、木に成る、、、。
これは、「サワグルミ(沢胡桃)」の果穂(かほ)です。
おつまみとして実を食べる、いわゆるクルミ(胡桃)の仲間ですが、
実(み)はかたい殻(から)に包まれず、
代わりに翼(よく)が付いています。翼といっても、
風に乗って種を遠くまで飛ばすというよりは、
水に浮かんで遠くまで流されるためのものかなと思います。
中央アルプスの奥山から種が流されて来て、ここに定着したのでしょう。
「サワグルミ」はもともと、自然度の高い奥山の谷筋を象徴する
樹種ですから、是非このまま定着して、大きく成長して欲しいものですね。