管理棟の前にある「ケヤキ」が今、オバケ状態です。
昨年の12月に思い切って枝を伐ったのですが、
元の樹形がわからない程、枝葉が生い茂ってしまいました。
以前は、シンボルケヤキと呼んでいたのに、
なぜ、こんなに強く枝を伐ってしまったかといいますと、、、。
止むに止まれぬ理由がありました。
以前、枝の重みに耐えかねて地上から2m辺りで、
幹が四つに裂けて、危険な状態になりました。
この立派な雄姿の時、すでに荷締め用ベルトとワイヤーで固定し、
補強していました。
倒壊の危険防止と存続の為、止むなく枝を伐りました。
樹形は何年かかけて整えていけば、以前よりはコンパクトでも、
きれいな形になるでしょう。
さて、なぜこんなにも葉っぱが茂ってしまったのかと言いますと、
春に芽吹く予定の芽の付いた枝をほとんど伐ってしまったからです。
緊急事態で、急遽の枝葉を出したので、枝が細いのに葉が大きく重い為、
垂れ下がってしまったのです。
葉っぱの役割は、「光合成」、「呼吸」、そして「蒸散」です。
樹木は葉っぱから水分を蒸発させる力で、根から水を吸収しているのです。
そう、ストローで水を吸うように、、、。
水を吸えなければ、枯れてしまいます。
という訳で、
生きるために必死の姿と思って、見守ってあげてください。