現代の日本人は約6割の人が疲れていると感じており、そのうちの半数は疲労が消える間がない慢性疲労になっているとされています(1999年厚生省疲労研究調査団による疫学調査)。近年は、会社や学校に行けないほど強い疲労感に襲われる「慢性疲労症候群※(CFS)」も注目されています。
一晩寝てとれるような疲れなら問題ありませんが、ためてしまうと免疫力も下がり、さまざまな病気にもつながりかねません。日ごろから疲れを上手にケアしていきましょう。
※慢性疲労症候群…慢性疲労とは別のもの。慢性疲労症候群は病気であり、日常生活に支障をきたすほどの疲労感が半年以上続きます。休息しても過剰に疲労感を感じ、体を動かすことも出来ない身体疾患で、適切な治療が必要です。
仕事を根を詰めてしていると、交感神経が高まり、アドレナリンがたくさん出て、高揚状態になります。この時、なかなか自分で疲れに気がつきません。自分は大丈夫だと思って無理を続けると、突然体調を崩してしまう可能性もあります。気持ちが張っている時ほど、注意が必要です。