HOME > 健康の雑学 > 【2009年4月号】眠りの雑学
眠りに関する雑学や、「寝てはいけない」会議中などにお役立ちの眠気覚まし対策などをご紹介します。
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では、我々一般人の睡眠時間はどのくらいなのでしょう? NHK放送文化研究所が発表した「2005年国民生活時間調査報告書」によると、日本人の1日の平均睡眠時間(平日)は7時間22分。1970年には8時間近くあった睡眠時間が、年々減り続けています。年代別ですと、30〜50代の男女がもっとも睡眠時間が少ない結果となりました。 ちなみに土・日に関しては、年々減り続けてきた睡眠時間がここへきて歯止めがかかり、2000年の調査時よりも若干増えています。土・日限定ではありますが、かつて「モーレツ」志向で経済成長期を乗り切った日本人の中に、「休むことの意義」がだんだんと芽生えてきているような気がします。 地域によっても睡眠時間は異なります。総務省の「平成18年社会生活基本調査」によれば、もっとも睡眠時間が長いのは山形県と秋田県の8時間5分。逆に短いのは神奈川県で、7時間31分となっています。 世界と比較してみても、日本人は働きすぎゆえか、他国に比べて睡眠時間が短い状況です。逆にニュージーランドやオーストラリアは充分に寝ています。人によってベストの睡眠時間は異なるといえども、世界との比較や年々減り続けている状況をみますと、もうちょっと日本人はゆったりと睡眠時間を取ってもよさそうです。 |
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