HOME > 健康の雑学 > 【2009年1月号】世界のあったか料理
「冷え」は東洋だけのもの?いえいえ、食文化を通して世界をみてみると、「冷え」は万国共通なのでは・・・と思えてきます。そんな「冷え」と「世界」と「食」の雑学をお送りしましょう。
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今月の「冷え」対策レシピ特集で「鍋料理」をご紹介しました。やっぱりカラダを温める料理といえば鍋ですよね。これも日本に限ったことではなく、世界各地で見られます。フランスの代表的な家庭料理「ポトフ」もある意味、鍋料理ですし、ロシアの「ボルシチ」もまたしかり。日本の鍋のように「皆でつっつく」ものとしては、スイスの「チーズフォンデュ」がそうですね。 チーズをすり下ろし、温めた白ワインを入れた鍋でグツグツと煮て溶かします。フォークに刺したパンや肉や野菜をそこに浸し、チーズを絡めて食べる料理が「チーズフォンデュ」です。チーズはカラダを温めてくれる食材のひとつ。さらに具として、海老や鶏肉のささみ、カブなど「カラダを温めてくれる食材」を用いれば心もカラダもぽっかぽか!この冬のオススメです。ちなみに、チーズフォンデュを食べるときはワインが合いそうだな・・・と思いきや、冷たい飲み物は避けたほうがよいといえます。食べたチーズが胃の中で冷やされて固形化し、もたれてしまうのを避けるためです。 余談ですが、スイスではフォークや串に刺した具をフォンデュのお鍋の中に落っことしてしまったら「罰ゲーム」を受けるのが風習となっているとのこと。落っことしてしまった人が食事やお酒をおごったり、歌を歌ったり・・・鍋を囲んでワイワイと皆で罰ゲームを決めるのも、あったかい「だんらん」のヒトコマですね。 |
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