春の柔らかなヨモギの新芽が出てきたら、ぜひ野草の香りごと混ぜ込んだおむすびを作って、季節の変化を楽しんでみてください。ヨモギは薬膳では温性の性質があるとされ、血行促進することで、腰痛などを和らげるのにも役立つといわれています。また、春に負担のかかる五臓の肝の働きを助ける効果も期待できます。お米は元気の気を補うとされ、疲労回復にも役立ちます。
材料 |
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1.鍋に分量の水を入れ加熱し、沸騰したら塩と重曹を加える。 | |
2.よく水洗いしたヨモギを1.に入れ、1分したらざるにあげて、もう一度水にさらす。 | |
3.白ごまを香りが出るまでフライパンで乾煎りする。 | |
4.ボールに3.を入れ、みりん、かつおぶし、しょうゆを加えてよく混ぜる。 | |
5.よく水気を切ったヨモギを包丁で刻み、4.と和える。 | |
6.5.にご飯を加え、さっくり全体を混ぜる。 | |
7.6.を5等分に分けたら、手に塩(分量外)をつけ、おむすびを握る。 | |
8.フライパンにゴマ油を引いて熱し、7.の両面にこんがり焼き目をつけたら、器に盛る。 |
レシピ監修 料理家 明子〈akiko〉2009年より鳥海明子の名で東京を中心に料理教室や雑誌や書籍、WEBなどでのレシピ製作を開始。2015年から生まれ育った鳥取に帰り山根酒造場の「食と酒の実験室」室長兼賄い婦として活動。2018年冬からは「たべごと屋 日と月と」の屋号で料理家・明子〈akiko〉としての個人活動も本格的に再開。現在の主な関心ごとは、土地に根ざした食や人の魅力を掘り起こすこと。食 × 酒、酒粕などの発酵食 × エネルギーのある野菜の持つ可能性を探ること。鳥海明子名義の著書に、『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)、『心とからだを元気にする養生の知恵、女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)(マイナビ)、『ほろよい薬膳 体をほぐして温めるおつまみレシピ』(誠文堂新光社)など。 |