HOME > 健康レシピ > 【2011年9月号】 大根にら餃子

大根の皮でカロリー大幅オフ! 大根にら餃子


カロリーオーバーになりがちな季節にぴったり


夏は、冷たい飲物や甘いものなどで、意外にカロリーオーバーになりがちです。汗をかいているからと安心していたら、知らない間に体重が増えていた!という人も多いのでは?このままではメタボリック・シンドロームの引き金にもなりかねません。だからといって、あっさりしたものばかりでは、元気も出ませんね。そんなときは、ちょっとした工夫でカロリーを低くするメニューを覚えておくと便利です。油の量を控えたり、低カロリーの食材をうまく利用したり、野菜でカサを増やしたり。じょうずにカロリーオフして、しっかり食べるダイエットを実践しましょう。


   
大根 7〜8cmぐらい
ニラ 1/3束
豚ミンチ 150g
小さじ1
しょうゆ 小さじ1
少々
片栗粉 少々
キャノーラ油
(なければサラダ油)
大さじ1/2

作り方


1.大根は薄くスライサーなどで薄くスライスし、塩(分量外)をふっておく。
2.その間にあんを作る。ニラは粗めのみじん切りにする。
3.ボウルに豚ミンチと酒、しょうゆ、塩を入れよく混ぜる。
4.粘りが出てきたら2のニラを加え、混ぜる。 step04
5.大根がしんなりしたら、塩分をさっと洗い軽く絞って広げるように並べる。
6.片栗粉を茶漉しなどで5の全体にふりかける。
7.6を1枚ずつ手に取り、4のあんをまん中に入れ二つ折りにし端を押さえる。 step07
8.熱したフライパンに油を引き、7を両面焼く。


食材のお話: ニラ


独特の香りは、元気の素。


ツンとくる食欲を刺激する香り。ニラは、何度でも収穫できる生命力の強さを誇る野菜です。香りの成分はニンニクやたまねぎにも含まれる「硫化アリル」という物質で、交感神経を刺激して、抵抗力をつける効果があるとされています。また消化を助け内臓の働きを活発にするので、冷たいもので弱った夏の胃腸にも効果的。また、ニラには、粘膜を保護するカロテンが多く含まれているので、夏風邪予防にも。肉などのたんぱく質の代謝や吸収をスムーズにする働きもあります。日にちがたつほど香り成分が少なくなるので、買ったらすぐに調理するのがおすすめです。


料理のお話:皮を大根にチェンジ!


たっぷりニラでヘルシーに。


薄くスライスした大根を餃子の皮に使い、中のあんもニラの分量を多めにすることで、一般的な餃子よりもカロリーを低めにすることができます。大根はできれば太めのものをおすすめしますが、逆に細いものを使えば小さくてかわいい餃子になります。ミンチは調味料を入れて、粘りが出るまでよく混ぜてください。そのあとでニラを加えるのがポイントです。あんが余ったら薄くのばしてラップで包み、冷凍保存しておきましょう。丸めてスープなどの浮き身にも使えます。