HOME > 健康レシピ > 【2011年5月号】タコとアボカドのチャーハン

8の倍数で健やかに!8本足のタコ&アボカドで春色ごはん タコとアボカドのチャーハン


元気に美しく年齢を重ねるために大切なのは?


元気に美しく年齢を重ねるために大切なのは、酸化(=さび)を防ぐこと。切ったりんごが酸素に触れて変色するのと同じように、人間のからだも酸化します。それを防ぐのが、「抗酸化作用」のある食材。赤ワインのポリフェノールや大豆のイソフラボンなどが広く知られていますが、身近なビタミン類にも抗酸化作用があります。アボカドは、とくに老化防止ビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富。タウリンという抗酸化成分を含むタコと一緒に、手軽にチャーハンにしてみましょう。



   
アボカド 1個
タコ(足の部分) 100〜150g
パプリカ(黄・オレンジ) 各1/4個
タマネギ 1/2個
ニンニク 1かけ
ごはん 茶碗2杯分
オリーブオイル 大さじ1
塩・こしょう 適宜

作り方


1.アボカドは皮のまま種の周りに包丁を入れるようにくるりと切り目を入れ、2つに割る。
2.種を包丁の根のところで持ち上げるようにしてはずし、皮をむいて食べやすい大きさに切る。 step02
3.タコとパプリカは小さめのひと口大に、タマネギとニンニクはみじん切りにする。 step03
4.ごはんに2のアボカドを混ぜる。 step04
5.フライパンにオリーブオイルとニンニクをいれ弱火にかける。
6.香りが出てきたらタマネギを加えて中火にして炒める。
7.透明になったら、パプリカ、4のごはん、タコを入れて火を強め一気に炒める。
8.塩・こしょうで味を調える。


食材のお話: アボカド


栄養豊富な森のバター


とろりとした食感と豊富な栄養で「森のバター」と呼ばれるアボカド。ビタミンEのほかに、コレステロールを下げる不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸、コレステロールを減らすリノレン酸をはじめ、ビタミンAやC、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルも多く含んでいます。皮が緑色ものは実が硬いことが多いので、すぐに使いたいときは、黒褐色に熟したものを。緑色のものは、温かいところに置いて追熟させてから使いましょう。


料理のお話:アボカドはごはんに混ぜて


一気に炒めるのがコツ


タコとアボカドをメインに、ビタミンEの働きを助けるビタミンCを含むパプリカや、元気の素・にんにくも入れた洋風チャーハンです。アボカドはあらかじめ温かいごはんに混ぜておきます。そうすると、ごはんの表面に薄い油の膜ができるため、ごはんがパラリとしやすくなります。ただし、時間をかけて炒めるとベタッとしてしまうので、ごはんを入れたら手早く仕上げましょう。レモン汁をかけると、ライスサラダ風になります。