HOME > 健康レシピ > 【2009年12月号】豚肉とごぼうの柳川風丼
半熟、固ゆで、目玉焼きにたまご焼き、キッシュにオムレツ…と、さまざまな調理法があるたまご。中でもたまごとじは、具材や煮汁の味をたまごが包み込み、さらにたまごそのもののおいしさもプラスする調理法です。季節の野菜をさっと煮立ててたまごでとじるのが一般的ですが、親子丼やカツ丼なども、このたまごとじの応用編。肉と野菜それぞれの旨みと、ふわふわな半熟のたまごの甘味。九州の柳川では鰻とごぼうをたまごとじにするのですが、今回は、手に入りやすい豚肉を使ってどんぶりにします。
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1.米は洗って普通の水加減で炊く。 | |
2.ごぼうは皮をたわしなどでこそげ洗い、ささがきにする。 | ![]() |
3.豚肉は大きければ食べやすい大きさに切っておく。 | |
※ここからは、1〜2人分ずつに分けたほうが作りやすいです。 | |
4.小さめのフライパンに材料Aを入れ火にかける。 | |
5.沸騰したらごぼうを加え、ふたをして2〜3分煮る。 | ![]() |
6.豚肉を広げるようにして入れ、蓋をしてさらに2〜3分火にかける。 | |
7.割りほぐしたたまごをまわしかけ、蓋をして火を止め約3分蒸らす。 | ![]() |
8.炊き上がったごはんを盛り、7をかけ、好みで七味唐辛子をふる。 |
完全栄養食品とも呼ばれるたまご。毎日食べたいものなので、さまざまなレパートリーを持っておきたい食材のひとつです。ゆで方ひとつでも半熟や固ゆで、温泉たまごのように、それぞれ食感や味が違ってきます。また、酢と油という混ざらない性質のものを乳化させる性質を使ってマヨネーズが作られたり、火を入れると膨らむ働きを利用してケーキやスフレができたりと、いろいろな調理に使われているたまご。選ぶときは、表面がざらざらしたものを選び、保存は冷蔵庫へ。先のとがったほうを下に向けて縦にしておくと長持ちします。
からだを温める根菜類のごぼうと、疲労回復効果のあるビタミンBを多く含む豚肉で免疫力を高め、風邪にかかりにくい身体を作りましょう。ささがきは、なるべく薄くするほうが火の通りが早くなります。たまごはあまり混ぜすぎず、沸騰したところにまわしかけるように加えます。蓋をして、余熱で火を通すのがポイント。表面がトロリとした半熟状態に仕上がります。煮汁はあっさりめの味なので、好みで加減してください。