唱歌『夏は来ぬ』で唄われる「卯の花(うのはな)」は、
森の中で白い花を咲かせるこの「ウツギ(空木)」のことです。
名前の由来は幹の中心が空洞だから。
別名は、旧暦の卯月(うづき・4月)に花が咲くことから。
名前に「ウツギ」が付く樹木は様々ありますが、
実は、この「ウツギ」とは科や属が違う仲間だったりします。
「ウツギ」:アジサイ科ウツギ属
「ハコネウツギ」:タニウツギ科タニウツギ属
「コゴメウツギ」:バラ科コゴメウツギ属
「ミツバウツギ」:ミツバウツギ科ミツバウツギ属
「ツクバネウツギ」:リンネソウ科ツクバネウツギ属
この時期は山に白い花が様々咲いて、ウツギの仲間と勘違いしたから
という話しがありますよ。