今回は、森林整備によって「養命酒健康の森」が目指す
森林の将来象について、少しお話ししてみたいと思います。
養命酒駒ヶ根工場の森は、これまで森林保護を基本的な考えとして、
昭和47年の工場開設以来、ほぼ手つかずのまま維持されてきました。
現在では、「お客様に対して、自然豊かで魅力ある森林を提供し、
癒しの場をつくる」を目的の一つとして、森林整備計画を立てて、
整備を進めています。
記念館周辺のアカマツ林を例に見てみましょう。
これまでのような、手入れ不足で鬱蒼とした森を整備して、
お客様が林内を歩きたくなるような、色彩豊で変化に富んだ魅力ある森へ
転換する計画です。
将来像のイメージを以下に示します。
現在は第一段階として、アカマツを中心に抜き切り伐採して、
林内に光を入れ、下層の広葉樹の生育を促す整備を進めています。
「森はどう変わったか その1、2」で紹介しましたように、森林整備の成果は
確実に現れていると感じます。
長期計画では、5年程度を一区切りとした整備を繰り返して、20年後を目標にして
将来像に近づけて行きたいと考えています。
「健康の森」が目標とする森林の将来像は、
自生樹種を活かした自然林型の針葉樹・広葉樹混交林で、
多様な森林空間を有する森林ということができます。
この続きは、またお話したいと思います。