ふくらはぎやお尻など、腰から下が冷えやすくなるのが特徴です。特に足を支配している脊髄神経は、骨盤内の臓器である子宮や卵巣、腸や膀胱などと同じ神経であるため、足の冷えが脊髄を介して骨盤内臓器へと影響します。

そのため、冷え以外の不調をかかえやすいのも特徴です。また足が冷えると「下半身は血流不足」「上半身は血流過多」という偏った状態になり、いわゆる「冷えのぼせ」という状態に。また、顔や上半身がほてっていることから、冷えとは気づきにくいのもこのタイプの特徴です。

血行が滞りがちな30代後半は注意が必要。
下半身冷えは、デスクワークなどで長時間座った状態が続いたり、同じ方向に足を組んだり、姿勢の悪さなどが原因で、坐骨神経を圧迫、足の血管を調節する交感神経が緊張状態になった結果、足の血流が減ってしまうことで引き起こされます。

運動不足によって、下半身の筋肉が衰えている場合も同様に、下半身が冷えやすくなります。また、30代の後半になると、血行が滞りやすくなるため、冷えは20代の頃と比べてより頑固になっていきます。特に長い間手足が冷えていると、その影響は手足にとどまらず、下肢全体、さらには下腹部や骨盤部まで冷えが広がり、様々な不調を引きおこす「内臓冷え」につながる可能性があります。

薬用養命酒の薬効成分は、アルコールの誘導作用により胃腸に吸収されていきます。血行を促す生薬とアルコールの働きが血管を拡張し全身の血流を改善。足腰や体を温めます。

下半身冷え期の場合、足を温めても冷えは改善されません。それどころか、熱は上半身に集まり「のぼせ」の状態になります。

この場合の冷え改善は、血行のアンバランスをもとに戻すこと。また東洋医学では、上半身がのぼせて、下半身が冷えるのは、エネルギーである気や血のめぐりが悪く、滞っている状態であると考えられています。

そのため、気や血の巡りをよくする生薬を取り入れてみたり、下半身の筋力を強化したりすることで、偏りがちな血行を全身に巡らせる生活習慣を心がけましょう。