HOME > 研究員のウンチク > 【2006年6月号】権兵衛トンネルを抜けて


「権兵衛トンネルを抜けて」


12年の歳月を経た困難な工事も終了し権兵衛トンネルが今年2月4日に開通しました。これまで中央アルプスを挟んで遠くに感じられた「木曽」がトンネルで結ばれることで通年交通も可能となり距離・時間とも大幅に短縮されました。



さっそく出かけてみると確かに早い、30分もかからないで木曽路国道19号に出ることができます。これまでの塩尻経由のルートを思うとトンネルの完成は両地域の生活や産業に大きな変化をもたらすであろうことが感じられました。

国道19号に出てしばらく南下すると関所の町、木曽福島に到着です。木曽の山中、四大関所にも数えられたところで断崖造りの町並みは風情を感じさせます。



断崖造りの町並み(左) 足湯(右)


そこで偶然にもご機嫌な足湯の発見です。本町地区昭和の町並みの中ほどにある親水公園の小さな足湯は木曽川のせせらぎと対岸の城山風景林が同時に楽しめるところで、地元の人の話では夏の夕涼み、秋の紅葉はお勧めとのこと。

ゆったりとした時間が過ごせそうなところで、ドライブで疲れた足を癒すにも好都合、これから何度も来たいと思いました。

帰り道、トンネルを抜けて伊那谷に出たところでびっくり。伊那谷って広いんだ!!両側に谷の迫る木曽路の景色に馴らされた自分の目には新たな感覚でした。



トンネルを抜けて伊那谷を見る




■江崎 宣久(養命酒中央研究所・主任研究員)
岐阜県出身。最近、無理のきかない身体になってきたことを実感中。趣味:運動(ジョギング、スキー、ゴルフなど)、ギター(テンションコードの響きに魅了されています)。