HOME > 健康レシピ > 【2014年9月号】 カラフルゴーヤチャンプルー

カラフルゴーヤチャンプルー


残暑疲れを癒すスタミナ食


沖縄料理の定番「ゴーヤチャンプル」は、夏の薬膳としても大変理にかなった料理です。ゴーヤは、体にたまった余分な熱を鎮め、豚肉や豆腐が夏の強い陽射しを浴びてほてった体を潤します。また、卵が心臓や血液循環、睡眠に関わる「心」の働きを高めるので、めまいや不眠にも効果的です。トマトを加えることで、彩りもカラフルになるだけでなく、消化を助け食欲もアップ!豚肉にナツメグをひとふりすると、臭み消しになるだけでなく、残暑に冷たいものを食べて冷えがちなお腹を内側から温めてくれます。






 
材料(2人分)
ゴーヤ 1/2本
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 8枚
厚揚げ 1個
プチトマト 6個
鰹節 1パック
鰹ダシ 50cc
2個
小麦粉 適量
少々
ナツメグ 少々
粗挽き黒こしょう 少々
ゴマ油 大さじ1/2
サラダ油 大さじ1
調味料A)
しょうゆ 小さじ2
蜂蜜 大さじ1/2
大さじ1

作り方


1.ゴーヤは水洗いしたら、へたを切り落とし縦半分に切り、スプーンで種とわたを取る。 step01
2.1)を3ミリの厚さに切り、塩水(分量外)に5分程度さらしておく。 step02
3.プチトマトはへたをとり、半分に切る。 step03
4.厚揚げを8等分し、サイコロ状に切ったら熱湯をかけて油抜きし、余分な水分をペーパーでふきとる。 step04
5.バットに豚肉を並べ、軽く塩こしょう、ナツメグをふったものの上に4)を置いて巻き、表面に小麦粉をまぶし、余分な粉ははたく。 step05
6.フライパンにゴマ油を熱し、5)の巻き終わりが下にくるように並べ、中火で全面をまんべんなく焼いたら、バットにとり出して余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、再びフライパンに戻し、調味料A)を流し入れて全体にからめる。 step06
7.洗ったフライパンに、ゴーヤとダシ、かつおぶし(半量)を入れ、ダシがなくなるまで炒めたら、いったんバットにとり出す。 step07
8.フライパンにサラダ油を熱し、溶き卵を加えたら半熟状態になるまで炒めたところで、6)と7)を加えて軽く混ぜ、軽く塩こしょうをしたら、器に盛りつけて残りの鰹節をふりかければ完成! step08




レシピ:鳥海明子
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。