春とはいえ、肌寒い日もある花冷えの時期は、温かく消化のいいスープを朝晩に召し上がってみませんか。香り野菜の春菊は、気のめぐりを改善し、イライラやのぼせなどをしずめてくれるうえ、玉ねぎと組みあわせることでデトックス効果も期待できます。じゃがいもは、元気のもとになる「気」を補い、ストレスの影響を受けて弱りがちな胃腸の働きを補ってくれます。
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1.じゃがいもと玉ねぎは、皮をむいて薄くスライスする。 | |
2.厚手の鍋にオリーブオイルと玉ねぎ、包丁でつぶしたにんにくを加えて熱し、玉ねぎがしんなりするまでよく炒める。 | |
3.2)に水とじゃがいもを加え、じゃがいもがやわらかくなるまで煮たら、ミキサーにかけて、鍋に戻す。 | |
4.別の鍋に熱湯を沸かし、塩少々を入れて、ざく切りにした春菊を茎から入れ、さっとゆでる。ゆであがったら余分な水気を切る。 | |
5.4)と水(100cc:分量外)をミキサーにかける。 | |
6.3)に5)をこし器で漉しながら加えたものに、豆乳を入れて弱火で温める。 | |
7.6)に塩こしょうを加えて味を整えたら、器に注ぎ、浮き実用の春菊の葉とピンクペッパーを飾れば完成! お好みで仕上げに少量の豆乳をまわしかけてもOK。 |
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。 |