夏はどうしても、冷たいものを口にする機会が多いもの。でも、そんな日々が続くと胃腸は悲鳴をあげてしまいます。「山薬(さんやく)」とも呼ばれる大和いも(山いも)は、滋養強壮効果が高く、胃腸の働きを整え、夏の強い陽射しで疲れた肌を潤してくれる食材です。すった大和いもをお味噲汁に浮かべると、ふわふわとろっと新鮮な食感が楽しめ、季節の変わり目の滋養強壮や乾燥予防にも一役! 一口飲めばお腹が喜び、気持ちもほっとするお味噲汁です。
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1.大和いもは、皮をむいてすりおろす。 | |
2.鍋に昆布かつおだしを入れて中火にかけ、煮立ったら味噲を溶き入れる。 | |
3.煮立つ直前に火を弱め、すりおろした大和いもをスプーンで加える。 | |
4.器に注ぎ、小口切りにした小ねぎをのせる。 ※好みで、七味少々をかけても美味しくいただけます。 |
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。 |