HOME > 健康レシピ > 【2012年3月号】 塩麹とタコとクレソンのパスタ
免疫力を高めるといわれる乳酸菌は、日本に古くから伝わる「麹」にも豊富に含まれています。なかでも麹と塩で作る「塩麹」は、昨今話題の調味料。和洋中問わず、いろいろな料理に気軽に使えるのが人気の秘密です。今回は、塩麹のみを調味料としたパスタに仕上げてみました。春らしい食材もプラスして、おいしく免疫力アップを目指しましょう。
クレソンの代りに春キャベツでもOK!
クレソンがない場合は、ざく切りにした春キャベツを使っても美味しく仕上がります。その際は、少々火にかけて甘味を出すのがコツ。パスタを入れる前の段階、タコを炒めたあとに春キャベツを入れてフライパンで炒めましょう。もしくは、パスタが茹で上がる直前にキャベツを入れ、パスタと一緒に湯切りしてタコと合わせてもOKです。
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1.ゆでタコは薄切りにし、10分ぐらい塩麹を揉みこんでおく。 | |
2.たっぷりの湯を沸かし、塩をひとつかみ入れてパスタを茹でる。 | |
3.クレソンは3〜4cmの長さに、ニンニクはみじん切りにする。 | |
4.フライパンにオリーブオイルと(3)のニンニクを入れて弱火にかける。 | |
5.香が出てきたら、(1)のタコを塩麹ごと加え炒める。 | |
6.ゆであがったパスタを(5)に加えて混ぜる。 | |
7.火を止めて(3)のクレソンを入れてできあがり。 |
塩麹とは、米麹に塩と水を混ぜて発酵させたペースト状の調味料。ビタミンや乳酸菌を豊富に含んでいることから、腸内環境を整えて免疫力アップにつながる効果が期待できます。料理に使うと、素材の旨味を引き出すとともに、少量でもしっかりと味がつくため、塩や砂糖の量を抑えることができるのも嬉しいところ。お肉の「つなぎ」としても利用できるため、ハンバーグを作る際もパン粉や卵を入れずに済みますよ。
食材をやわらかくする働きのある「塩麹」をタコに揉みこんで、そのまま調味料として使う調味料いらずのパスタです。クレソンは香りや食感を生かすため、火を入れる時間を最低限に。火を止めてから加え、さっと混ぜ合わせればOKです。塩麹は商品によって塩味が微妙に違うので、分量は目安にしてください。