HOME > 健康レシピ > 【2011年4月号】菜の花とエビのペンネ
春はもうすぐそこまで来ています。冬眠していた動物が目覚め、木々が新しく芽を吹くように、人の体もまた活発に動き始める時期です。新しい季節にふさわしい、見た目も味も春らしいパスタで、体内の老廃物もデトックスしましょう。山菜やたけのこなど、春の食材に多い「苦味」は、デトックス効果をもたらします。また、芽吹きの春は、いろいろなものが上に伸びていきます。頭にも血が上りやすくなり、イライラしがち。柑橘系などの香りは、気を流すといわれ、リフレッシュ効果もあるので上手に取り入れましょう。
|
1.ムキエビは背ワタをとる。 | |
2.菜の花は茎の部分を1㎝ぐらい切り落とす。 | |
3.鍋にたっぷりの湯をわかし、塩を入れペンネをゆで始める。 | |
4.ニンニクは薄くスライスしてオリーブオイルとフライパンにいれ弱火にかける。 | |
5.香りが出てきたらムキエビを加え、炒める。 | |
6.色が変わったら白ワインを加えて火を強めアルコール分を飛ばす。 | |
7.鍋でゆでているパスタの湯をおたまに半分ぐらい取り、数回にわけてフライパンをまわしながら加える。 | |
8.ペンネのゆで時間(商品の袋を参照)の30秒前に、2の菜の花を加える。 | |
9.ゆで時間になったら、パスタと菜の花を一緒にざるにあげる。 | |
10.7のフライパンにパスタと菜の花を入れ、大きくまぜてなじませる。 | |
11.こしょうをふり、レモンをギュッとしぼり、火を止める。 |
●お花見にもオススメ
お花見などに持って出かけるなら、ロングパスタよりも弾力のあるショートパスタがおすすめ。その際、バターなどの固まる油はNG。クリームソースも冷めると固まるので避けましょう。マヨネーズでサラダ風に仕上げるのもいいですが、今回のようなオイル系パスタなら、オイルがまんべんなく絡むように調理して、食べる直前にレモンをしぼれば、おいしく食べられますよ。
これから花を咲かそうというエネルギーを蓄えた蕾。菜の花は、まさにこの蕾を食べる野菜です。ほんのり苦いのは、デトックス効果の証。アブラナ科特有のピリッとした辛味や甘味もあります。老化防止に欠かせない、抗酸化作用のあるβカロテンを多く含み、美肌になくてはならないビタミンCも豊富。疲労回復に役立つビタミンBや、女性には常に必要な鉄分もあります。また、菜の花はアクが少ないのでとても扱いやすい食材。さっとゆでるだけでおいしく食べられますので、店頭でみかけたら、ぜひ手にとってみてください。
ショートパスタのペンネを使い、菜の花の苦味を楽しむ、ちょっと大人なパスタです。菜の花は別ゆでせず、ゆでているパスタの鍋に放り込んでしまいましょう。ほどよい塩味にゆであがります。エビを加熱しているフライパンには、パスタのゆで汁を加えるのは、オイルを乳化させてなじみやすくするためです。ほかのオイル系パスタ料理にも応用できますので、覚えておくと便利です。最後はレモンをギュッと絞ってさわやかな香りに仕上げてください。