HOME > 健康レシピ > 【2010年11月号】やきいも汁粉
秋らしくなって、ちょっと温かいものがほしくなるこの時期にぴったりの「和」のスイーツ。季節の野菜、さつまいもを使いました。「夏にはからだをひんやりさせる夏野菜を、冬にはからだを温める根菜を」と、旬の野菜を食べるのは、健康を考える人には大切なポイント。おやつにも、季節の野菜を上手に取り入れましょう。やきいもにすることで、さつまいもの甘味が引き出され、砂糖を減らすことができます。
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1.さつまいもは、表面をさっと洗い水気を切って、200度のオーブンで60分焼く。 | |
2.熱いうちに皮をむく。 | ![]() |
3.水とキビ砂糖を加え、フードプロセッサーやミキサーでペースト状にする。 | |
4.鍋に入れ、弱火にかけながら好みのとろみまで煮詰め、塩を加える。 | ![]() |
5.餅は軽く焼きふっくらさせる。 | |
6.器に4と5の餅を入れ、仕上げに黒ゴマをふる。 |
野菜の中ではカロリーが高めなので「太る」と誤解されがちですが、最近は「ほし芋がダイエットにいい」と、若い女性たちにもヘルシーな食材として注目されるようになりました。便秘に悩む多くの女性にとってうれしい豊富な繊維質は、デトックス効果のほか、血圧の急上昇をふせぐ効果も期待できるほど。そして、りんごの5倍というビタミンCは、加熱しても壊れにくく、さらに美肌に欠かせないビタミンBや活性酸素を防ぐベータカロテンもたくさん含まれています。
さつまいもは、加熱することで甘味が増します。しかも、じっくりと火を通すほどいっそう甘みが強くなる性質を持っています。ですから、甘味を出したいときは、電子レンジで一気に加熱するのではなく、今回のようにオーブンを使ってやきいもにするのがおすすめです。オーブンがないときは、アルミホイルなどで包み、オーブントースターで焼いてください。やきいもの甘味を利用するので、砂糖は普通の汁粉より少なめでOK。キビ砂糖は上白糖やグラニュー糖よりも、精製度が低い分ミネラルなどを含んでいてヘルシーです。