HOME > 健康レシピ > 【2008年4月号】菜の花の春色サラダ
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1.菜の花は塩を少し多めに入れた湯でさっとゆで、ざるにあげて冷ます。 | |
2.1の湯でスナップえんどうを1分ぐらいゆでて取り出して冷ます。 | |
3.2の湯に豚肉を1枚ずつ入れ、色が変わったら氷水にとり、水気を切る。 | |
4.玉子は固ゆでのゆで卵にし、皮をむく。 | |
5.菜の花は水気をしぼり、半分の長さに切る。 | |
6.3の豚肉は食べやすい大きさに切る。 | |
7.玉子は洗いざるで裏ごしをするようにして、細かくする。 ※ざるがない場合は、包丁で細かく刻む。 |
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8.ドレッシングの材料を合わせ、よく混ぜる。 | |
9.菜の花、スナップえんどう、豚肉、玉子をさっと合わせて器に盛り、ドレッシングをかける。 |
山菜や春野菜の特徴でもある、独特の苦味。これは、私たち人間のからだが、春を迎えるにあたって必要なもの。冬の間に停滞していた胃腸を春の活動期に向けて刺激する役目があるのです。「春は苦味の野菜を」といわれるのは、そのためです。
春野菜といっても、菜の花の最盛期は2月〜3月。まだ寒いなか収穫が行われ、私たちに春の訪れを感じさせてくれる野菜です。ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCなどがほうれんそうよりも豊富に含まれていて、カルシウムは、野菜の中でもトップクラスの含有量。鉄分や葉酸なども多いので、免疫力を高めたり、美肌効果が期待できたり、貧血予防にも…と、緑黄色野菜の中でも特に優秀な野菜といえるでしょう。また、独特の辛味成分「イオチアシアネート」は、血液の流れを良くするので、血栓予防やコレステロール高いことを気にしている人にもおすすめです。
苦味の多い春野菜は、アクを抜くなどの下ごしらえが必要なものが多いのですが、菜の花はゆでてそのまま使えます。ただし、ゆですぎると歯ごたえがなくなるので注意。また、塩をたっぷり入れてゆでることで、苦味が多少軽減されます。
季節の香りを楽しむ食材なので、あくまでもシンプルに。菜の花をさっと塩ゆでしてサラダにしました。パリパリッとした歯ごたえのスナップえんどうと、コクを出すための豚肉をプラス。ゆで卵をミモザのように散らして、まさに早春!栄養的にはたんぱく質も一緒に取れるボリュームサラダです。ドレッシングはマスタードを使ったものを紹介しますが、家にあるお好みのものでだいじょうぶ。ただし、あまり香りの強いものはせっかくの菜の花の香りを消してしまうので、あまり個性の強くないものを使ってください。