HOME > 健康レシピ > 【2005年12月号】鮮淮山粥(しんわいさんちょ)
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1. 米をといでざるにあけ、30分置く。 | |
2. 山芋は皮をむいて1センチ角のさいころ状に切る。 | |
3. 厚手の鍋に米、枸杞の実、2の山芋、水を注ぎふたをして弱火にかける。沸騰したら、一度鍋底からぐるっと混ぜてふたたびふたをして約45分煮込む。 | |
4.ニラはみじん切りにして塩をふり、粘りが出るまでもんでおく。 | |
5.お粥を器に盛り付け、ニラを薬味に好みで混ぜながら食べる。 |
師走を目前に、忙しい季節がやってきました。
疲れて食欲がなく栄養をとれなかったり、ストレスで暴飲暴食を繰り返していると、胃腸が弱って疲れやすくなります。
ちょっと無理をするとだるい、最近風邪を引きやすいなどの不調があったら、それは脾の気が不足して、消化機能が低下している証拠です。脾に気を補う鮮淮山粥(山芋粥)で、胃をやさしくいたわりましょう。
生薬の名前では山薬、淮山などの名で知られるのが山芋。
脾に気を補うので胃腸を丈夫にして消化吸収の機能を改善、滋養強壮にもなります。山芋に含まれる食物繊維は吸収されにくく、腸内の余分な脂肪を掃除しながら排泄されるので高血圧や動脈硬化を予防し、便通をよくします。
胃腸に気を補うといわれる山芋と、疲労回復に欠かせない枸杞の実、香りの強いニラを使ったお粥です。
風邪が治った直後や、疲労で胃腸が弱っているときなど、胃腸に負担をかけずにいただける体にやさしい一品です。枸杞の実はそのままだと苦味や酸味を感じますが、煮込むと甘みが強くなります。
ニラを塩でもむと粘りとともに強い香りが出るため薬味として最適、鍋料理にもよく合います。火の通った山芋は、ぽくぽくとした食感が楽しめます。