HOME > 特集記事 > 【2016年11月号】 青・赤・黄・白・黒「顔色」でわかるあなたの体質別診断!

青・赤・黄・白・黒「顔色」でわかるあなたの体質別診断!

人によって顔色が違いますが、実は顔色はその人の気質や体質を表しているのをご存知ですか? 今月は、東洋医学と西洋医学に精通した名医が、陰陽五行説を元に、青・赤・黄・白・黒の顔色別にあなたの体質を診断し、気を付けるポイントをアドバイスします!

お話を伺った先生: 渡辺奈津先生

医療法人あすなろ会わたなべ皮フ科・形成外科 理事長。クラシカルホメオパシークリニック院長。神戸大学医学部卒業。西洋医学と東洋医学、ホメオパシー理論をベースにした「直観健康法」を提唱。30年間で6万人以上を診察した皮ふ科・代替医療のスペシャリスト。主な著書『クラシカル・ホメオパシー・ガイド』(源草社刊)、『日本人の肌はなぜ世界一美しいのか?』(主婦の友社刊)



「色」と「陰陽五行説」をめぐる5つのポイント

  1. 東洋医学の基本でもある「陰陽五行説」では、万物を「陰」と「陽」に分けて考えます。
  2. 自然界は「木・火・土・金・水」の5つの要素=「五行」から成り立っています。
  3. 「五行」の中でも、人体の働きに関する5つの要素を「五臓」といいます。
  4. 「五臓」は、「肝(かん)」「心(しん)」「脾(ひ)」「肺(はい)」「腎(じん)」の5つに分類されます。ただし、五臓は西洋医学の臓器と同じではありません。
  5. さらに「五臓」は体質別に「青=肝」「赤=心」「黄=脾」「白=肺」「黒=腎」の5タイプに色分けできます。

あなたの「顔色」はどのタイプ?

次の「青・赤・黄・白・黒タイプ」でのそれぞれの項目の中で当てはまるものをチェックしてください。たくさんチェックが入ったのがあなたのタイプです。

  • *1つの色タイプに偏った人は、そのタイプの特質が非常に強い人です。
  • *チェックの合計が同じ場合は、複数タイプの体質を備えたタイプです。
    (例えば青と赤のチェック数が同じなら、青タイプと赤タイプのアドバイスをご参考に)

青タイプ(肝)

青タイプ(肝)

  • check 顔色が青っぽく、目の周りやこめかみの静脈がうっすら見える
  • check 白目が青みがかっている
  • check 疲れ目になりやすい
  • check 怒りっぽい。または抑うつ状態
  • check 足が吊ったり、筋肉がこわばりやすい
  • check 春先など季節の変わり目によく体調を崩す

赤タイプ(心)

赤タイプ(心)

  • check 赤ら顔
  • check 額の真ん中や、鼻先、舌先が赤い
  • check 顔に赤いニキビや湿疹が出やすい
  • check ストレスを感じやすい
  • check 血圧が高めで、心臓がドキドキしやすい
  • check 寝つきがよくない

黄タイプ(脾)

黄タイプ(脾)

  • check 顔や手足、白目が黄色っぽい
  • check 肌にハリがない
  • check 口元にトラブル多発
  • check 貧血になりやすい
  • check 立ちくらみやめまいを起こしやすい
  • check 甘いものが好き

白タイプ(肺)

白タイプ(肺)

  • check 顔が色白というより血の気が薄く蒼白。
  • check 肌がカサつきがち
  • check 肌トラブルが多い
  • check 呼吸器が弱い
  • check スタミナ不足
  • check 風邪が治りにくい

黒タイプ(腎)

黒タイプ(腎)

  • check 顔色がどす黒い
  • check 顔に黒い影のようなものが見える
  • check 髪質がパサパサ
  • check 歯がもろい
  • check 耳鳴りや難聴などがある
  • check 冷えに悩まされている

「顔色」であなたの体質がズバリ分かる!

あなたは何色タイプでしたか?色タイプ別のアドバイスをぜひ参考にしてください。

青タイプは「バリバリ」に注意!

  • 青タイプは負けん気が強いがんばりやさんですが、バリバリ働く自分に酔う傾向あり。
  • 怒りっぽく、気晴らしがヘタ。しかも何でもがんばり過ぎるのでストレスがたまりやすい。
  • いつも「気」を張っているので、自律神経が乱れやすく、季節の変わり目に弱い。

アドバイス!

  1. 軽くストレッチをしたり、近所を時々お散歩するなど、適度な運動をするのがおすすめ。ジムでハードな筋トレをしたり、長時間ジョギングをしてがんばり過ぎないこと!
  2. イライラやストレスがたまっている時は、お笑い番組などを見て積極的に笑いましょう。
  3. 青タイプはカレーなどの辛い料理や酸っぱいものを好む傾向がありますが、刺激物の摂り過ぎは禁物!
  4. 青タイプの子どもは神経過敏で、夜泣きをしたりキーキー騒いだりしますが、呑み込みがよく発達が早いのであまりご心配なく。

赤タイプは「アツアツ」に注意!

  • 赤タイプはまじめで、こまやかな気遣いができます。
  • 神経質で興奮しやすく、ネガティブな思考にとらわれがちなので、バッドニュースに弱い。
  • 夏の暑さに弱く、不安やショックでドキドキすると、心臓に熱が溜まって体調不良に。

アドバイス!

  1. ものごとを悲観的に考え過ぎたり、辛いニュースばかり追いかけるのはやめましょう。
  2. 熱がこもりやすいので、入浴時はぬるめのお湯に入るようにしましょう。
    心臓に熱がこもると危険なので、サウナやホットヨガも控えましょう。
  3. 赤タイプはコーヒーや香辛料、栄養ドリンクなどの強壮剤などに依存する傾向がありますが、心臓に負担をかけないためには、カフェインやアルコール、刺激物はほどほどに!

黄タイプは「ヒエヒエ」に注意!

  • 黄タイプは思索が得意で、じーっと考えごとにふけっていることがよくあります。
  • 胃腸が弱く、下痢をしやすいため、子どものころはガリガリですが、暴飲暴食しがちなので、大人になるとメタボ体型になる可能性大!
  • 代謝が悪くむくみやすいため、肌に弾力がなく、年齢不相応なたるみが見られることも。
  • 冷え症の傾向が高い。

アドバイス!

  1. 黄タイプは疲れると甘味を欲しますが、甘いものは胃腸に負担をかける一因になるので控えましょう。
  2. お酒も糖質を含むので、お酒の席では糖質の多いビールや日本酒より、ウィスキーや焼酎など糖質の少ないお酒を選びましょう。
  3. 冷たい飲み物は控え、胃腸を冷やさないように腹巻をするのがおすすめ!
    女性は足首を冷やすと子宮に悪影響を及ぼすので、レッグウォーマーも必携!

白タイプは「タプタプ」に注意!

  • 白タイプは心も体も弱く、風邪をひいて寝込んでしまうことが多い。
  • 汗をかきにくく、水分代謝がよくないため、皮膚病を起こしやすい。
  • ぜんそくやアトピー、花粉症などのアレルギー症状も起こしやすい。

アドバイス!

  1. 白タイプは冷たいものを控え、飲みものもできるだけ常温で!
  2. 水分を摂り過ぎるとアレルギーの原因に。特に夜は水分摂取を控えましょう。
  3. お風呂に毎日浸かってたっぷり汗をかき、体内にタプタプ溜まった余分な水分を排出しましょう。
  4. 辛いものは発汗作用があるので、タイ料理やインド料理を適度に食べるのがおすすめ。

黒タイプは「ビクビク」に注意!

  • 黒タイプはビクビクしやすく、怖がりな性格の人が多い。
  • 黒タイプは、日焼けや地黒、あるいは肝斑や目の下のクマとは違い、ほお骨の辺りに影がかかったように黒っぽく見えます。
  • 黒くなるのは一種の老化現象といえ、更年期にさしかかると、黒タイプに近付いてきます。
  • 肌が黒ずんでカサつき、髪もパサついて抜けやすく、爪や歯も欠けやすい。
  • 白内障や耳鳴り、難聴になりやすい。

アドバイス!

  1. 体力がなく疲れやすい黒タイプは、たっぷり眠って心身共に休めることが最優先!
  2. 30代以下なのに黒タイプと診断された人は、不摂生や過労のために若さの源であるホルモンが枯渇しているか、先天的に弱い可能性があるので、ムリは禁物です!
  3. 肌がカサつきがちなので、保湿クリームで潤いを補いましょう。
  4. 腎臓のある腰のあたりを冷やさずあたためましょう。


まとめ

顔色診断を家族や友人にも試してみて!
自分の体質やウィークポイントを知ることは、間違った生活習慣を正す絶好のチャンスです。色タイプは一生変わらないものではないので、タイプ別のアドバイスを実践することで、色タイプ診断の結果も変わってきます。家族や友人にも、ぜひこの色タイプ診断をしてみてください!



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