花蕾を用いた鎮咳や解熱の生薬 |
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早春に開花するロウバイは、観賞花として人家によく植えられています。中国原産のロウバイ科の落葉低木で、高さは2〜4mほど。幹は重なり合って生えて分枝します。1〜2月頃に葉が伸びるより先に、2cmほどの香りよい花が咲きます。花は枝の節に密接して下向きに付き、外側が黄色、内側が暗紫色で光沢があります。花言葉は、先導、先見、慈愛、優しい心などです。
日本でのロウバイの植栽の歴史はそれほど古くなく、江戸時代後期に書かれた『本草網目啓蒙』には、江戸時代初期に日本に渡来したという記述があります。花の少ない時期に咲くため、冬の庭木として珍重されたようです。
「蝋梅や 雪うち透す 枝のたけ」 出典:牧幸男『植物楽趣』 |