気の巡りをよくする献立
【主菜】カツオのレアステーキ 薬味ポン酢がけ
【副菜】ピーマンの黒ごまナムル
5月は新生活でのストレスや、人の身体も春から活発に動いているので、疲労がたまりやすい時季です。
そんなときにおすすめの、心身ともにリラックスでき、気の巡りをよくする献立をご紹介します。
主菜のカツオはエネルギーや血を補給するので、疲労回復にぴったり。また、青じそやみょうがは豊かな香りが特徴で、イライラやストレスを解消し気分転換にもぴったりです。
副菜のピーマンも薬味と同様に香りが豊かな食材で、気の巡りをよくします。
【主菜】カツオのレアステーキ 薬味ポン酢がけ
材料(2人前)
・カツオ(刺身用) 1柵
・にんにく 1かけ
・青じそ 4~5枚
・みょうが 1個
・ポン酢 大さじ1
・塩、粗びき黒こしょう 各適量
・オリーブ油 大さじ1
作り方
1. カツオは塩を多めに振って10分置き、水分と一緒に臭みをとる。水気をキッチンペーパーで拭きとり、黒こしょうを振る。青じそは千切り、みょうがは小口切り、にんにくは薄切りにする。
2. フライパンににんにくとオリーブ油を入れ、中火にかける。にんにくから気泡がでてきたら弱火にしてゆっくり加熱する。きつね色になったらにんにくだけ取り出す。強めの中火にし、フライパンからうっすら煙が出たらカツオを入れ、全ての面を約30秒ずつ焼く。
ここがポイント!
にんにくチップは弱火でゆっくり油に香りを移す。また焦げやすいので、きつね色になったら油から取り出す。
3. 焼いた鰹を網の上に取り出し粗熱を取り、7~8ミリ厚さに切る。器に盛り、みょうがを散らし、にんにくは砕きながら散らす。青じそを添え、食べる直前にポン酢をかける。
冷えが気になる方には…
ポン酢におろし生姜をプラス
お通じが気になる方には…
仕上げにごま油をかける。ごまは腸のすべりをよくする食材
【副菜】ピーマンの黒ごまナムル
材料(2人前)
・ピーマン 5個(150g)
・にんにく(すりおろし) 少々
・塩 ふたつまみ
・黒いりごま、ごま油 各小さじ2
作り方
1. ピーマンはヘタとわたを除き、縦に細切りにする。耐熱の器に入れてふんわりラップをし、600Wのレンジで2分半加熱する。
2. おろしにんにく、塩、ごま油を加え味付けし、黒ごまを加えてさっと混ぜる。
ここがポイント!
黒いりごまは指の腹でこすりながら加えると香りが立つ
疲労や貧血が気になる方は…
仕上げにかつおぶしとしょうゆ(ごく少量)を加えて和える
むくみが気になる方は…
味付けは塩の代わりに塩昆布で。ごまは白に変えると彩も華やかに
教えてくれたのは
齋藤 菜々子(さいとう ななこ)さん
料理家、国際中医薬膳師。一般企業勤務を経て、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った薬膳を、雑誌やWEBで提案している。著書に「基本調味料で作る体にいいスープ」(主婦と生活社)がある。