「自分が好きなそばを打つ」ために日本中の生産者と交流を深め、水を探し、土地を求めた高橋氏。そば打ちを極める過程で出会ったみりんが家醸本みりんでした。
「信州の工場も見学させてもらいましたが、水飴など余計な物を加えず、昔ながらの本みりん本来のつくり方を真面目に守っている。だからこそ、変な嫌みやベタベタするところもなく、深い旨みが生きているんですね。」と高橋氏。そばの繊細な味わいを引き立てるそばつゆ。その「返し」づくりに、家醸本みりんの自然な甘みが活かされます。
そばの聖地とまで謳われた名店「翁(おきな)」の元店主。
その技と心が多くの人に支持されています。
もともとは明治時代に始まった亀の湯という銭湯。そこで振舞っていた饅頭が評判となり、「亀まん頭」は高遠を代表する銘菓となりました。北海道産の小豆を使った上質の餡が信条ですが、みりんはその皮に用います。
「表面はピカピカ、中はもちっと。気泡が均一にできてふわっとした食感になる」と平澤社長。こだわりの餡を活かすための、いわば隠し味として家醸本みりんをお役立ていただいています。伝統の味を時代に合わせて微妙に調整しながら「変わらず美味しいね」と言ってもらえることが何よりの喜びとのこと。このみりんにしてから売り上げが上がったような実感があるというお言葉に、私たちも襟を正しました。
高遠城近くに和菓子店を構え、「亀まん頭」をはじめ風味豊かな和菓子のすべてを
手づくりで提供しています。
老舗 亀まん http://www.s-kameman.com/