駒ヶ根工場敷地内にある「健康の森」は、豊かな清流・緑の木々、澄んだ空気が育んだ貴重な自然を多くの人々と分かち合う、癒しの森。
駒ヶ根工場で働くスタッフから、健康の森の自然をご紹介します。
自然では高原の草地などで咲く野草ですから、ここではちょっと気候が
暖かいのか、梅雨明けの頃から咲き始めます。
ここでは種を播いたり、苗を植えたりして、少しずつ増やして来ました。
「マツムシソウ」は、花が咲くとその株が枯れてしまう2年草といわれる
植物です。ですから、毎年、花を楽しむには、今年咲いている花の周りに、
既に来年咲く予定の株が生育していなければなりません。
種からだと咲くまでに2~3年かかりますから、定着させるのは簡単では
ありません。
ようやく毎年、少しずつ楽しめるようになってきました。
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管理棟の正面玄関へ向かう、歩道沿いの「ドウダンツツジ」の生垣は、
ヘッジトリマーという電動バリカンの様な機械で剪定します。
ヘッジトリマーで剪定すると、切り口周辺からたくさんの新しい枝が
出て来ます。
毎年同じ剪定を繰り返すと、枝先に堅いコブの様な塊ができて、
やがてヘッジトリマーでは切れなくなってしまいます。
そこで、剪定バサミで、少し下の方へ切り下げるのですが、これがなかなか、
手間のかかるお仕事です。
ケヤキの木の下でボーボーだった「ハコネウツギ」は、
剪定バサミでスッキリ小さくまとめました。
夏のこの時期に、強く枝を切ることは、樹木にとってはかなりの
ストレスになります。ですから今は、決して剪定の適期ではありませんが、
お仕事ではそうも言っていられません。
もともとは、構内に植えてあった「メタセコイア」という木を伐ったものでした。
しばらく、倉庫の片隅に放置され朽ち果てんとしていたものを、
カフェテラスから見える記念館脇の玉砂利の上に持ってきたものです。。
移設当初、上側の一部をチェーンソーでくり抜いて、土を入れ、
いくつかの植物を植えたのですが、何だか最近、それ以外にも、
いろいろな植物が生えて来ているのが気になって、調べてみました。
当初、植えたもの
オキナグサ、ジャノヒゲ、マサキ、
アオスゲ?、クローバー(シロツメクサ)、コケ。
後から勝手に生えてきたのもの
木本類
ウツギ、サンショウ、アカマツ、シラカンバ、
カスミザクラ、エゴノキ、リョウブ、シモツケ。
草本類
ミズヒキ、キツネノボタン、ハルジオン、タチイヌノフグリ、
ハハコグサ、シャクヤク(なぜ??)
種はどこからやって来たのでしょうか?
風に乗って、鳥に運ばれて、あるいは、当初入れた土の中で眠っていた、、、など。
想像すると楽しいですね。
自然界では森の中で、枯れて倒れた木が腐って行く過程で、新しく樹木の種が
発芽し成長するのに良い環境を提供していると言われています。(倒木更新)
梅雨が明けて、日差しが厳しく乾燥すると、枯れて消えていくものもあるでしょうが、
また新たに芽生えてくるものもあるでしょう。
そんなことを思いながら、この丸太を観察してみたら、また楽しいかもしれませんね。
調べてみたところ、どうやら、
ラン科カキラン属の「エゾスズラン(別名:アオスズラン 青鈴蘭)」らしいです。
もちろん、ユリ科のスズランではなく、野生のランの仲間です。
こんな、舗装道路の脇に希少なランが生えている「養命酒 健康の森」の自然の
豊かさには、何年も仕事をしていても、日々、新しい発見や驚きがあります。
ですから、
このような環境で働いている私たち緑化担当の仕事は、
一見普通の草刈作業に見えても、雑草をただキレイに全部刈り払う労働ではなく、
きれいな野草花を刈り残して育てたり、森の中では将来の育成木を選択的に
残したりと、最適で快適な緑地を維持・管理する技術職だと考えています。
年々、株数が増えて来て、かなり大きな群になってきました。
もちろん、「養命酒 健康の森」の中に自生しているものです。
構内の草刈作業でも、刈り取らない様に気を付けているので、
記念館の周りでも、かなり多く見られるようになってきました。
でも、なかなか気に入った写真が撮れません。
穂のきれいなS字カーブ、花と蕾の割合、尻尾らしい極太感、
写真フレームへの納まり具合など条件が揃った、
良い構図にはなかなか出会えません。
カメラをお持ちの方、是非、お気に入りの写真に挑戦してみてください。
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他にもいろいろと咲いています。
「ヤマホタルブクロ」とか、
「ウツボグサ」とか、です。
ちょっと、地味かもしれませんが、
年々、株が増えて来ているのがうれしいです。
特集は、
「樹木医が考える、自然のチカラを生かした理想の森づくり」です。
ここ「養命酒 健康の森」で2008年から行っている、森づくりの取り組みについて、
特集してもらいました。
内容はその他にも、散策マップや、この時期の見どころである
野生のアジサイについても書かれています。
裏面は、「ハーブの恵み」をはじめとした商品の紹介とお求め方になっています。
今回のこの季刊誌は、通販グループ編集長と私が、<特集>の内容について
練りに練った、渾身の第一号となりました。
「養命酒 健康の森」の散策のお供としても、十分に活用していただける
内容になっていると思います。
記念館にて配布されておりますので、是非、手に取っていただけたらと思います。
そして、秋号(紅葉特集!?)に向けて、また頑張ります。
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毎年恒例のイベントで
定員各10名のところ好評につき、
定員数を増やしての開催となりました。
梅雨に入り天候も気になるところでしたが、
晴天に恵まれ気持ちよく森と遊ぶことができました。
ではでは森へLet's Go!!
苔は事前に市山さんが森で採取したものを使用しますが、
素材は健康の森で自ら採取します!(^^)!
市山さんのレクチャーを受けながら、
健康の森ならではのオリジナルの苔玉の出来上がりです★
『森の苔玉づくり』は好評につき、
7月にも開催が決定いたしました!!
また多くの皆さまのご予約をお待ちしております(*^_^*)
湿度が高いせいか、この時期の苔は実に色鮮やかです。
じっくり眺めていると、実に癒されます。
苔の上は適度な水分環境なので、道路の上でも様々な植物が芽生えてきます。
この写真では、「ヤマホタルブクロ」が生えているのが、観察できます。
6月16・17日に開催されます、「森の苔玉づくり」イベントも好評により
受付終了したようですね。
私も、苔の観察会に参加して、ちょっと勉強してみようかなと思っている
今日この頃です。