東洋医学では、新陳代謝が活発で体が熱を発している状態を「熱性」、体の一部または全部の新陳代謝が低下し、体が冷え て寒さに弱くなる状態を「寒性」とします。多く当てはまる方があなたの現在の体質に近いと言えます。健康な体はどちらにも偏りがない状態です。
![熱性](images/check1_title1.gif)
![暑がり](images/c1_left1.gif)
![顔が赤い](images/c1_left2.gif)
![口が乾きやすい](images/c1_left3.gif)
![尿量が少ない](images/c1_left4.gif)
![濃い色の尿・分泌物](images/c1_left5.gif)
![冷たい物を好む](images/c1_left6.gif)
![寒性](images/check1_title2.gif)
![寒がり・冷え症](images/c1_right1.gif)
![顔が青白い](images/c1_right2.gif)
![口の乾きが少ない](images/c1_right3.gif)
![尿量が多い](images/c1_right4.gif)
![薄い色の尿・分泌物](images/c1_right5.gif)
![温かい物を好む](images/c1_right6.gif)
心身のバランスを測るものさしの1つに「実証」・「虚証」があります。現在の体力の有無や抵抗力の強弱を表します。「虚」に傾くと外部からの病因の侵入をはね返すことができず、病気になりやすくなります。反対に「実」に傾き過ぎると、疲れをため込んだり、病気のサインに気づきにくいがゆえに症状が出ると一気に悪化しやすいといった特徴があります。「実・虚」どちらにも偏りのない状態が理想です。
![実証](images/check2_title1.gif)
![筋肉質、固太り](images/c2_left1.gif)
![肌に潤い、ツヤ・弾力あり](images/c2_left2.gif)
![食べるのが早い](images/c2_left3.gif)
![1食抜いても平気](images/c2_left4.gif)
![過食しても大丈夫](images/c2_left5.gif)
![1日でも便秘をすると不快](images/c2_left6.gif)
![夏は暑がるがバテない](images/c2_left7.gif)
![冬は比較的寒がらない](images/c2_left8.gif)
![寝汗をかかない](images/c2_left9.gif)
![疲れにくい](images/c2_left10.gif)
![虚証](images/check2_title2.gif)
![やせ型、水太り](images/c2_right1.gif)
![肌はカサカサ、ツヤ・弾力なし](images/c2_right2.gif)
![食べるのが遅い](images/c2_right3.gif)
![1食抜くとフラフラする](images/c2_right4.gif)
![胃が弱く食が細い](images/c2_right5.gif)
![1日排便がなくても平気](images/c2_right6.gif)
![夏バテしやすい](images/c2_right7.gif)
![冬の寒さに弱い](images/c2_right8.gif)
![寝汗をかきやすい](images/c2_right9.gif)
![疲れやすい](images/c2_right10.gif)
養生の道は、心身のバランスがとれた「中庸」を守ることにあります。中庸とは必ずしも「真ん中」や「中間」という意味ではありません。他者との比較や平均値といったものでもなく、自身に合った中庸の状態を保つことが大切です。また、心身のバランスに偏りがあるからといって、極端になり過ぎてもいけません。例えば体が冷えた「寒」の状態だからと体を温める食材ばかりを食べ過ぎると今度は「熱」に傾き過ぎ、バランスが崩れます。何事も「過ぎる」行為を避け、「ほどほど」を心がけましょう。