カラダの不調は血行疲労のせい?石原新菜先生と60代男性の本音座談会 カラダの不調は血行疲労のせい?石原新菜先生と60代男性の本音座談会

人生のセカンドステージで感じ始める違和感の正体

年を重ねるとと共に、冷えや疲れを感じるようになってきたという60代の男性3名が集合。テレビや雑誌でもおなじみの石原新菜先生に、体調をよくするためのアドバイスをしてもらいました。

>いしはら・にいな

イシハラクリニック副院長。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。 漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。クリニックでの診療の傍ら、テレビ出演、執筆活動、講演なども行う。『オトナ女子の不調がみるみる改善する本』(徳間書店)ほか著書多数。

まずは血流検査でカラダからのシグナルをチェック! まずは血流検査でカラダからのシグナルをチェック!

まずは、毛細血管の血流を検査。指先を機械に当てるだけで、モニターに毛細血管の状態が映し出されます。60代男性3名の血管は?

血流検査

「気になる不調」と毛細血管の状態 「気になる不調」と毛細血管の状態…

指先から全身の血流状態を紐解く?チェックポイントは『ゴースト血管』! 指先から全身の血流状態を紐解く?チェックポイントは『ゴースト血管』!

人の体の隅々にまで酸素と栄養を届けてくれるのが、太い血管から枝分かれしている、とても小さな毛細血管です。 加齢や睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などが原因となり、この毛細血管の先端が消えかかってしまったり、血流が滞ってしまう状態を『ゴースト血管』と呼びます。 ゴースト血管が増えてしまうと、酸素や栄養を各器官に送り届けられなくなってしまうため、冷えや便秘、肩こりなどを引き起こすだけではなく、骨や脳への悪影響も引き起こす可能性があります。

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数年前から疲れやすくなり、無理をするといつまでも疲れが取れない 数年前から疲れやすくなり、無理をするといつまでも疲れが取れない

桜木孝典さん(65)

新菜先生の血流診断

新菜先生の血流診断

毛細血管の状態
ずばり!ゴースト血管!血流の改善が必要です!

桜木さんの毛細血管は、見えている部分が短くゴースト血管化していますね。末端の血流が悪いようです。運動不足や喫煙が影響していると考えられます。生活習慣の改善が必要です。

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暑がり体質が冷え体質に…下半身全体に冷えを感じる今日この頃。 暑がり体質が冷え体質に…下半身全体に冷えを感じる今日この頃。

佐藤廣幸ん(63)

新菜先生の血流診断

新菜先生の血流診断

毛細血管の状態
ずばり!ゴースト血管!血流の改善が必要です!

毛細血管にちゃんと血液が通っていて、ゴースト血管化はしていません。運動もしているからか、良い状態ですね。しかし、下半身が冷えるという“冷えのぼせ”の症状や貧血があることが気になります。

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運動はしているが疲れが溜まる…冷えると膝下に痛みが走ることも。 運動はしているが疲れが溜まる…冷えると膝下に痛みが走ることも。

森田雅夫さん(61)

新菜先生の血流診断

新菜先生の血流診断

毛細血管の状態
定期的な運動と非喫煙のおかげで血流はGOOD!不調の原因はスポット的な冷え?

毛細血管が太くて指先までしっかり血液が通っています。スポーツクラブに通って運動をしており、タバコを吸わないという生活のおかげかもしれません。とても良い状態の血管です。

みなさんの不調と血流の状態が「見えた」ところで、60代男性の本音座談会スタート! みなさんの不調と血流の状態が「見えた」ところで、60代男性の本音座談会スタート!

体調の重要な指標は「体温」!

石原

体調の重要な目安になるのが体温ですが、みなさん平熱は何度位ですか?

桜木

36度前半です。

佐藤

36度くらいですね。

森田

私は36度5分くらいです。

石原

実は、平熱の定義は36度5分から37度2分なんです。37度といえば微熱と思う人もいるかもしれませんが、それくらい高くていいということ。だから、桜木さんや佐藤さんの平熱は低いほうなんです。

佐藤

体温を上げるにはどうすればいいんでしょうか?

石原

まず、筋肉を増やすことです。体温の約40%が筋肉から作られるので、筋肉が増えると平熱も上がります。すると血流も良くなりますよ。

冷えや疲れを改善するには筋肉量を増やすこと。週に3回はスクワットをしましょう

佐藤

私の下半身が冷えるもそのせいでしょうか。末端は熱いので冷えというイメージを持っていなかったんですが。

石原

それは血液の循環がうまくいっていないからでしょうね。下半身は血流が悪くて冷えており、上半身は熱がたまってのぼせるという“冷えのぼせ”の状態なんです。佐藤さんは血圧を下げる薬を飲んでいるということですが、下にあるべき血液が上半身にたまっているので血圧が高くなっている可能性が考えられます。下半身の血流が良くなれば、上半身から血液が下がってきてめぐりが良くなりますよ。

佐藤

どうすればいいんですか?

石原

やはり運動が一番ですね。下半身を鍛えて筋肉を増やすことで循環が良くなります。テニスは月1回ということなので、2日か3日に1回はスクワットをしたり、ジムに行ってみてはどうでしょうか。足腰を動かして血流を良くすれば、高血圧も下がると思いますよ。

佐藤

月1回では少ないですよね(笑)。

森田

スクワットを2日か3日に1回ということは、毎日だとやり過ぎですか?

石原

筋肉は運動で使った後、筋肉細胞を修復することで増えていきます。筋肉の回復には48~72時間かかるとされているので、間を空けて行うのが効率的ですね。

桜木

私は60歳を過ぎてから、疲れが本当にひどくなって、運動はしていないんです。

石原

それはダメ! 体力=筋力なんですよ。運動して筋肉を保っている人は、体力があるから疲れにくいんです。桜木さんが疲れているのは、筋力が減って体力が落ちてるからですね。筋力は1歳で1%ずつ減っていくんです。20代の頃に比べたら、60代だと40%くらい減っているということ。

桜木

運動はしたほうがいいんでしょうけど、私は昔から腰痛があってそれも心配で。最近は坐骨神経痛もあるんです。

石原

だったらなおさら運動しないと! 坐骨神経痛は、腰にある椎間板という軟骨が飛び出して神経を圧迫すると起こるんです。その対策としては、背骨のまわりに筋肉をしっかりつけること。筋肉がつくと骨がずれないので、腰痛や坐骨神経痛になりにくいんですよ。私の患者さんでも、スクワットで腰の痛みが治ったという人がずいぶんいますから。

桜木

そうなんですか。

森田

筋肉をつけるには、肉を食べたほうがいいですか?

石原

そんなことないですよ。うちの父(医師の石原結実氏)は71歳になりますが、食事は一日1回、夕食だけ。肉も卵も一切食べずに、玄米、納豆、味噌汁、お魚という和食に徹底しています。タンパク質は、お魚や豆類でとればいいですから。それで運動を続けていて、筋肉モリモリです。

森田

肉を食べなくても筋肉がつくんですか!?

石原

つきますよ。昔の飛脚(ひきゃく)は、玄米、みそ汁、梅干ぐらいしか食べないでも、あんなに長い距離を走っていたんですし。それに肉は消化に時間がかかるので、胃腸の負担になります。その結果、消化器の病気にもなる。ですから、筋肉を増やすために肉をガツガツ食べなくてもいいというのが私の考えです。でも、運動はしないと筋肉がつかない。すると血流が悪くなり、さまざま不調につながる。だから運動はみなさんに勧めます。

森田

私は最近、夜中に1回はトイレに起きるようになったんです。そういう不調もなんとかなりますか?

石原

膀胱や腎臓の働きが低下するから、尿を貯めておく力が落ちるんです。それと年齢と共に少しずつ臓器が硬くなってくるため、膀胱の広がりが悪くなって尿を貯めにくくなるということもあります。やはり足腰動かして、血流をよくすることが改善につながりますよ。

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