カラダの不調は血行疲労のせい?石原新菜先生と60代男性の本音座談会 カラダの不調は血行疲労のせい?石原新菜先生と60代男性の本音座談会

人生のセカンドステージで感じ始める違和感の正体

みなさんの不調と血流の状態が「見えた」ところで、60代男性の本音座談会スタート! みなさんの不調と血流の状態が「見えた」ところで、60代男性の本音座談会スタート!

体調の重要な指標は「体温」!

石原

森田さんは、毛細血管の血流はとてもいい状態ですが、クーラーによる冷えでの足の痛みというのが気になりますね。

森田

すごく冷えた時は、夕方ぐらいに足が痛くなり、歩くのも大変なほどです。でも、去年まではこういうことはなかったので、職場の環境だけでなく、年齢も関係しているのかと思っています。

石原

冷えた時は、シャワーだけでなく、夏でもお風呂に入って体を温めてください。

森田

スポーツクラブに行った時は入りますが、家ではあまり入らないですね。

石原

そういう人が多いんですよ。お風呂で体を温めると、血流がよくなります。それと勘違いされている方が多いですが、腰や膝が痛いときに冷たい湿布を貼るのは間違いです。炎症があって熱を持っているときは冷やしたほうがいいですが、冷えていて痛みがあるなら温めたほうがいい。ふだんは常に温めて血流を良くしましょう。腰にカイロを貼って温めると、腰痛が楽になりますよ。

桜木

そうですね。確かにお風呂に入ると楽になります。

下半身が弱ったと感じたら根菜類を食べるようにする。

石原

食べ物にも気を配ってください。腰痛や足の冷えがあるなら、下半身にパワーを与える食材をとりましょう。人間を植物に例えると、おへそから下が根っこにあたるんですね。だから下半身にトラブルのある人は、根っこのものを食べるのが良いというのが薬膳の考え方です。

森田

根っこのものというと、大根とかにんじんですか?

石原

それもいいですし、生姜や玉ねぎもいいです。特におすすめなのは、山芋とごぼう。昼食にはとろろそばや、きんぴらがついた定食を!  そして毎日、根菜を食卓に登場させてくださいね。

桜木

ごぼうや生姜は日持ちがいいので、うちの冷蔵庫にはいつもあります。

石原

それはバッチリですね!献立を工夫して、できれば毎日食べてください。それと、目や耳の働きも下半身に比例するといわれるんですよ。足腰が弱ってくると、老眼がすすみ、白内障にもなります。

森田

体はいろんなところがつながっているんですね。

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