HOME > 健康レシピ > 【2019年3月号】 ヨモギの焼きむすび

ヨモギの焼きむすび


春を楽しむ野草の香り


春の柔らかなヨモギの新芽が出てきたら、ぜひ野草の香りごと混ぜ込んだおむすびを作って、季節の変化を楽しんでみてください。ヨモギは薬膳では温性の性質があるとされ、血行促進することで、腰痛などを和らげるのにも役立つといわれています。また、春に負担のかかる五臓の肝の働きを助ける効果も期待できます。お米は元気の気を補うとされ、疲労回復にも役立ちます。



材料

 
材料 (おむすび 5個分)
炊きたてごはん 1.5合分
ヨモギ 50g
しょうゆ 小さじ2
かつおぶし 5g
白ごま 大さじ1
みりん 大さじ1
ゴマ油 小さじ2
小さじ1
重曹 小さじ1
2ℓ

作り方


1.鍋に分量の水を入れ加熱し、沸騰したら塩と重曹を加える。
2.よく水洗いしたヨモギを1.に入れ、1分したらざるにあげて、もう一度水にさらす。
3.白ごまを香りが出るまでフライパンで乾煎りする。
4.ボールに3.を入れ、みりん、かつおぶし、しょうゆを加えてよく混ぜる。
5.よく水気を切ったヨモギを包丁で刻み、4.と和える。
6.5.にご飯を加え、さっくり全体を混ぜる。
7.6.を5等分に分けたら、手に塩(分量外)をつけ、おむすびを握る。
8.フライパンにゴマ油を引いて熱し、7.の両面にこんがり焼き目をつけたら、器に盛る。




レシピ監修 料理家 明子〈akiko〉

2009年より鳥海明子の名で東京を中心に料理教室や雑誌や書籍、WEBなどでのレシピ製作を開始。2015年から生まれ育った鳥取に帰り山根酒造場の「食と酒の実験室」室長兼賄い婦として活動。2018年冬からは「たべごと屋 日と月と」の屋号で料理家・明子〈akiko〉としての個人活動も本格的に再開。現在の主な関心ごとは、土地に根ざした食や人の魅力を掘り起こすこと。食 × 酒、酒粕などの発酵食 × エネルギーのある野菜の持つ可能性を探ること。鳥海明子名義の著書に、『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)、『心とからだを元気にする養生の知恵、女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)(マイナビ)、『ほろよい薬膳 体をほぐして温めるおつまみレシピ』(誠文堂新光社)など。