HOME > 健康レシピ > 【2018年9月号】 薬膳お月見丼

薬膳お月見丼


ねばねば食材と卵黄で活力をチャージ


初秋は酷暑の疲れが残りがちです。疲労回復によいとされるねばねば食材の山芋やオクラに、血を補い体を潤すといわれる卵黄のしょうゆ漬けをのせた、簡単なお月見丼はいかがでしょう?梅干しの酸味が味をひきしめるので、食欲がないときも美味しくいただけます。






 
山芋 150g
2個
オクラ 4本
梅干し 1個
しょうゆ 大さじ1
みりん 小さじ1
かつおぶし 2
ごはん 軽く2杯分

作り方


下準備1.しょうゆとみりんを混ぜたものを2つの小さな容器に分け、それぞれに卵黄を入れてラップをする。(残った卵白は、炒めものなどに活用できます)
下準備2.冷蔵庫内で1日置くと、卵黄がしょうゆ色になります。
1.オクラのガクを包丁でとり、塩(分量外)で板ずりしたら、熱湯でゆでる。
2.ゆであがったオクラを小口切りにする。梅干しは種を取り、包丁でたたく。
3.2.とかつおぶしをよく混ぜ合わせる。
4.山芋の皮をむき、変色を防ぐために酢水(分量外:水500ccに酢大さじ1程度)に5分ほどつけた後、すりおろす。
5.器にごはんを軽めに盛り、4.をかけ、3.をのせる。
6.仕上げに、真ん中を少しへこませ、しょうゆ漬けにした卵黄をのせれば完成。
よく混ぜてお召し上がりください。




レシピ:山根明子
調理師・国際薬膳師・フードコーディネーター。薬膳の考え方をベースにしたシンプルで体と心においしいレシピ作りをモットーに、雑誌や書籍を中心に活動。2015年から生まれ育った鳥取に帰り、現在は酒蔵で働きながら薬膳×発酵、食×酒の力でもっと人をワクワクさせる面白いことができないかと新境地を開拓中。鳥海明子名義の著書に、『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)、『心とからだを元気にする養生の知恵、女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)(マイナビ)、『ほろよい薬膳 体をほぐして温めるおつまみレシピ』(誠文堂新光社)など。