ちがいがわかる養命酒

養命酒は同じ薬でも、西洋薬や漢方とは違う特徴があります。
そんな養命酒とうまくお付き合いいただくコツをご紹介いたします。

Q1 養命酒はいつからあるの?

A1 1600年、いまから400年前のお話。

歴史は古く、今から400年以上前の1600年ごろ、「世の人々の健康長寿に尽くそう」との願いから薬酒を創製し、「養命酒」と名付けられました。さらに養命酒は、日本最古の商標といわれる飛龍のロゴを今も変わらず使用するなど、長きにわたり伝統と革新を大切にしてきました。技術は進歩しても、基本となる製法の考え方は当時のまま。400年の歴史を持つ漢方の考え方を基に、日本の気候風土や日本人の体質に合わせて独自に処方。体の基本的な働きや体質を整えながら、健康に導く薬酒として、みなさまの健やかな日々をサポートしています。

Q.2 お薬(西洋薬)と養命酒の違いは?

A.2 改善方法が違います。

養命酒と薬(西洋薬)は、症状を治すという目的は同じですが、症状改善へのアプローチ方法には違いがあるといえます。どちらの方が良いというものではなく、それぞれの特徴を活かした用い方をすることで、症状改善の幅は大きく広がります。

[おもな特徴]薬(西洋薬)
人工的に化学合成された物質で構成されており、病気に対してピンポイントに治療する対症療法の考え方を用いることが多いとされています。
[おもな特徴] 養命酒
自然由来の14種類の生薬とアルコールで構成されており、体に備わる免疫力や治癒力や新陳代謝を高めることで症状の改善を図ります。したがって、胃腸虚弱、冷え症といった複数の症状に効果が期待できます。

Q.3 養命酒って漢方薬なの?

A.3 漢方薬とはちょっと違います。

「養命酒」は漢方の考え方をもとに、日本風土に合わせて作られた養命酒独自の処方になります。生薬が主剤(原料)、剤型が薬酒であることに特徴があります。

せっかく良い成分をとっても血行が滞ったままだと成分の巡りが鈍りがち。養命酒は生薬とアルコールの協力作用で全身の血行が促進され、薬効成分が体の隅々まで巡ります。

養命酒は生薬のもつ薬効を効率よく引き出すために、14種類の生薬を原酒に浸漬。アルコールに浸すことで、複数の薬効成分が一体となり、生薬単体では得られない幅広い効果を発揮します。さらに、アルコールには血行を促進する効果があり、胃腸に吸収された生薬の効果を、体のすみずみまで行きわたらせ、体本来の働きを正常に整えてくれます。