養命酒ライフスタイルマガジン

研究員のウンチク

光前寺

日に日に寒くなる今日この頃、長野県駒ヶ根市にある光前寺へ出掛けてきました。貞観2年(860年)、本聖上人により開基された県下屈指の大寺です。まず仁王門をくぐり、樹齢数百年の杉の巨木が立並ぶ参道を歩きます。光前寺と言えば光苔(ヒカリゴケ)が有名で、この石垣の間に見ることができます。


参道:矢印のあたりに光苔(左) 光苔(右)

更に進み、門を抜けると右手に弁天堂(重要文化財)、正面に本尊不動明王を奉った本堂が現れます。ひとしきり拝んだ後本堂を下り、湧き水・延命水(飲料可)を横目に見つつ南に進むと、光前寺でもう1つ有名な「霊犬早太郎」のお墓があります。昔々、子女をさらう悪い怪物を退治したという霊犬早太郎。今でもその信仰は厚く、たくさんのお花が飾られていました。


木彫りの早太郎(左)  早太郎の墓(右)

早太郎のお墓を抜け左に見えるのが、県宝・三重塔。高さ17メートル、美しい彫刻が印象的です。さらに下ると鐘楼、その隣にはしだれ桜があります。開花期間中はライトアップされ、その幻想的な姿はまさに一見の価値ありです。


三重塔(左)  鐘楼(右)

この他、本坊客殿奥にある美しい庭園(有料)も見所の1つです。これから、秋も深まり紅葉が美しい季節。ぜひ光寺前に足を運んで見てはいかがでしょうか?

堀内 菜奈子(養命酒中央研究所・総務担当)

職場まで車で片道50分。冬は冬眠したいです..