養命酒ライフスタイルマガジン

研究員のウンチク

松茸

10月の上旬上京した折、デパ地下で岩手県産松茸を見かけました。
4百グラム2万円(キログラム5万円)と高価で、今年もカナダ産で我慢かなと思いつつ帰宅しました。ところが帰宅して驚きました。
女房が国産、しかも歴としたここ信州伊那谷産の松茸を買い込んでいるのです。震える手で持ち上げ値段を尋ねると、なんと3本で5千円とのこと。
香りを楽しみ、急いで計量すると350グラム、なんとキロ14,300円、思わず「でかした」と誉めてあげました。翌日の夕食は当然松茸ご飯とお吸い物、さすがに国産は美味いと納得しながら食べていると、女房曰く「今日のは以前に買ってあった冷凍カナダ産で、昨日のは冷凍にしたからね」ですと。昨日の誉め言葉は全面撤回となりました。

ところで、松茸にはビタミンB2やナイアシン等が含まれ、疲労回復、精神安定、などの効果があるとか、含有されるプロテオグリカンは健康増進にいいとか、更には高血圧、肥満、高脂血症などの生活習慣病予防にも効果があると言われているのをご存知ですか。
もっとも保険でも利かなければ、効果が現れるまで食べることなんてできないですよね。

守屋 明(養命酒中央研究所・研究部長)

松茸のほか、地元産ゲテモノ(蜂の子、ザザムシ、蚕のさなぎ)と地酒が大好きなおじさんです。