養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

セロリの水餃子鍋

野菜たっぷり水餃子鍋で春準備

まだ寒い日が続きますが、暦の上では立春をむかえます。春は肝機能が活発になるため、肝に負担がかかりやすくなります。春を元気に過ごす秘訣は、肝に血や栄養を与えて健やかにし、苦味のあるものやデトックス効果があるとされる食材をとって気の巡りをよくすることです。餃子に入れるセロリは香りがよいだけでなく肝の健やかさを保つのにも役立ち、豚は血や潤いを与えるといわれます。血を補うといわれるニンジンや、巡りをよくするのに役立つニラ、解毒作用があるとされるモヤシと一緒に温かい水餃子鍋にすれば身体も温まり、春を前にデトックス効果も期待できます。

材料(2〜3人分)

豚ひき肉 150g
セロリ 1本
おろしショウガ 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
小さじ1
ごま油 小さじ1/2
小さじ1/4
こしょう 少々
餃子の皮(大判) 20枚
ニンジン 1本
ニラ 1/2束
緑豆モヤシ 1/2袋
鶏がらスープの素 小さじ4
ショウガ(薄切り) 3枚
ごま油 小さじ1/2
ポン酢しょうゆ 適量
ゆずこしょう(お好みで) 適宜
ラー油(お好みで) 適宜

作り方

. セロリのすじを取り除き、茎を粗みじん切り、葉は細かいみじん切りにする。ニラは4cm長さに切り、ニンジンはピーラーでむき、緑豆モヤシはひげを取り除く。

. ボウルに豚ひき肉、セロリ、おろしショウガとAを入れ、粘りがでるまでよく混ぜる。

. 餃子の皮の中央に2.をのせ、片側に水をつけて折りたたむ。さらに片側に水をつけ、両端を丸めて閉じる。

. 鍋に水4カップ(分量外)と薄切りショウガを入れて加熱し、沸騰したら鶏がらスープの素とごま油を加えて混ぜ、3.とニンジン、ニラ、緑豆モヤシを入れる。

. 鍋が煮えたら火を消して器に盛り、ポン酢しょうゆとゆずこしょうやラー油をお好みでつけていただく。

神田 美紀

薬膳料理研究家・フードコーディネーター。
大学卒業後、外食企業での現場経験後、フードコーディネーターアシスタントを経て、独立。現在は書籍・雑誌・企業・web等へのレシピ提案・メニュー監修・フードスタイリングなど幅広く活動中。“薬膳でカラダ整えごはん”を提唱し、体質や季節に合った身近な食材を、楽しく料理して食べることで、心も身体も健やかに美しくいられるレシピを研究、提案している。
著書『血流を上げて体の不調を改善する薬膳スープ&ドリンク』(マガジンランド)グルマン世界料理本大賞 健康栄養部門準グランプリ受賞。
https://miki-kanda.com/