健康レシピ
鶏手羽とダイコンの黒米粥
疲れた胃腸をいたわるポカポカお粥
年末年始は、普段より食べすぎたり飲みすぎたりする機会も多く、胃腸が疲れぎみ。そんな時には、胃腸をいたわりながら体もポカポカになるお粥はいかがでしょう。おなかを温め消化によいといわれる鶏肉は、骨ごと煮ることで美味しいダシが出ます。消化酵素が含まれているダイコンは、胃もたれや消化不良の改善に役立ち、黒米は冬に弱りがちな腎の機能を高める一助に。1月7日の人日の節句(七草の節句)に七草を加えていただくのもおすすめです。
材料(2人分)
黒米 | 10g |
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白米 | 50g |
鶏手羽先 | 4本 |
ダイコン | 100g |
ダイコンの葉 (5cm位のもの) |
5~6本 |
ショウガ(薄切り) | 2~3枚 |
ニンニク | 1片 |
コンブ | 3cm程度 |
ごま油 | 小さじ1/2 |
塩 | 少々 |
陳皮* | 少々 |
水 | 600ml |
* 陳皮がない場合はゆずの皮で代用
作り方
1. 黒米・白米は洗い、水(分量外)に2時間以上つけておく。
2. 鶏手羽先を骨に沿って2本の切り込みを入れ、塩をふって10分ほど置き、出てきた水分をふきとる。
3. ダイコンの皮をむいて1cm角に切り、葉は細かく刻む。ニンニクの皮をむいて半分に切り、芽を除いて包丁の背でつぶす。
4. 鍋に鶏手羽先、コンブ、水600ml、3.のダイコン(葉以外)とニンニク、ショウガの薄切りを入れて火にかける。
5. 沸騰したらコンブを取り除いてアクを取り、1.の水気を切ったものとごま油を入れ、ふたをずらして弱火で30分ほど煮る。
6. ニンニクとショウガを取り除き、ダイコンの葉と陳皮を加えてひと煮立ちしたら火を止め、器に盛り付ける。
神田 美紀
薬膳料理研究家・フードコーディネーター。
大学卒業後、外食企業での現場経験後、フードコーディネーターアシスタントを経て、独立。現在は書籍・雑誌・企業・web等へのレシピ提案・メニュー監修・フードスタイリングなど幅広く活動中。“薬膳でカラダ整えごはん”を提唱し、体質や季節に合った身近な食材を、楽しく料理して食べることで、心も身体も健やかに美しくいられるレシピを研究、提案している。
著書『血流を上げて体の不調を改善する薬膳スープ&ドリンク』(マガジンランド)グルマン世界料理本大賞 健康栄養部門準グランプリ受賞。
https://miki-kanda.com/
