健康レシピ
土用のしじみと冬瓜のスープ
余分な熱を冷ます夏のひと皿
夏を元気に過ごすには、身体の余分な熱を冷まし、適度に身体の水分調節をすることが大切です。夏の「土用」が旬となるしじみや冬瓜(トウガン)は、身体の水分バランスを整え、熱を冷ますのに役立ちます。また、トウモロコシは湿気の多い夏に負担がかかりやすい脾を健やかにするといわれています。大葉とショウガが爽やかに香るスープは、暑さで食欲がない時でもさっぱりいただけます。
材料(2人分)
しじみ(砂出ししたもの) | 150g |
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冬瓜 | 200g |
トウモロコシ | 1/2本 |
だし昆布 | 3~4cm |
大葉 | 4枚 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/3 |
薄口しょうゆ | 小さじ1 |
ショウガのしぼり汁 | 小さじ1 |
作り方
1. 鍋に水2.5カップとだし昆布を入れて30分以上浸けておく。
2. しじみはよく水洗いし、水気をきる。冬瓜はワタをとり、皮をむき、一口大に切る。むいた皮の表面に格子状の切込みを入れて一口大に切る。トウモロコシは包丁で実をこそぎ、芯もとっておく。大葉は千切りにする。
3. 1.に冬瓜、冬瓜の皮、トウモロコシの芯を入れて火にかけ、沸騰直前でだし昆布を取り出し、中火で冬瓜に竹串が通るまで煮る。冬瓜の皮やトウモロコシの芯にも滋養があるので捨てずに一緒に煮出すのがポイント。
4. 3.から冬瓜の皮とトウモロコシの芯を取り出し、しじみとトウモロコシの実を入れ、しじみの口が開いたら、酒・塩・薄口しょうゆを加えて味をととのえ、火を止めてショウガのしぼり汁を加える。
5. 4.を器に注ぎ、大葉をのせたら完成。
神田 美紀
薬膳料理研究家・フードコーディネーター。
大学卒業後、外食企業での現場経験後、フードコーディネーターアシスタントを経て、独立。現在は書籍・雑誌・企業・web等へのレシピ提案・メニュー監修・フードスタイリングなど幅広く活動中。“薬膳でカラダ整えごはん”を提唱し、体質や季節に合った身近な食材を、楽しく料理して食べることで、心も身体も健やかに美しくいられるレシピを研究、提案している。
著書『血流を上げて体の不調を改善する薬膳スープ&ドリンク』(マガジンランド)グルマン世界料理本大賞 健康栄養部門準グランプリ受賞。
https://miki-kanda.com/