健康レシピ
いさきと新じゃがのハーブ焼き
元気を養う香り高いおもてなし
初夏に旬を迎えるスズキ科の魚・いさきは、肝と腎の働きを補うので、水分代謝を高め、むくみやだるさの解消に役立ちます。じゃがいもは気を補って元気をつけるほか、胃もたれや胃の痛みにも効果的。抗アレルギー作用や消化を助ける働きのあるローズマリーと、強い殺菌力があり、風邪や食あたり予防に役立つタイムは、どちらも気の巡りを改善する働きがあります。ストレスを解消して、元気をつけたい!——そんなときにオススメの一品です。
材料(2人分)
いさき | 1尾(大) |
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新じゃがいも | 3個(250g程度) |
にんにく | 1片分(スライス) |
タイム | 5本 |
ローズマリー | 2本 |
オリーブオイル | 大さじ3 |
塩 | 少々 |
粗挽き黒こしょう | 少々 |
レモンのくし切り | 2個 |
作り方
1. じゃがいもは水洗いしたら、縦に6等分のくし切りにし、余分な水気をキッチンペーパーでふきとる。
2. いさきはウロコ、エラ、内臓を除いて流水で洗う。いさきの水気をキッチンペーパーでふきとり、表面に塩こしょうをしたら、10分程度置いておく。
3. (2)の表面に浮いてきた水分(臭み)をキッチンペーパーで拭き取ったら、いさきの両面に格子状の切れ目を入れ、お腹にタイムとにんにくを詰める。
4. ボールに(1)を入れ、オリーブオイル(大さじ1)と塩、粗挽き黒こしょう、ちぎったローズマリーの葉を手で混ぜながら全体にいきわたるようにまぶす。
5. アルミホイルに(3)をのせ、表面にオリーブオイルをかけたら、まわりに(4)を並べてアルミホイルで包む。
6. 魚焼きグリルに(5)を入れ、15分蒸し焼きにした後、アルミの上部を開き、さらに10 分焼いてこげ目をつける。
7.
器に盛り、レモンのくし切りを添えたら完成。
※ 魚の下ごしらえが面倒な場合は、購入時に魚屋さんにお願いすると、とても楽です。
鳥海 明子(とりのうみあきこ)先生
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。