健康レシピ
長寿の国の食材で夏バテ解消! 豚肉・ゴーヤ・冬瓜のオキナワ南国カレー
さわやかな苦味に食が進みます!
暑さ対策につながる食材の宝庫といえば沖縄。ビタミンやミネラルを豊富に含むゴーヤや冬瓜も、旬を迎えて安く手に入る時期です。これらの野菜と、これまた沖縄の人びとの健康を支えている豚肉を使ったカレーを作ってみました。夏バテ解消の切り札として、ぜひご家庭のメニューに加えてみてくださいね。今回は新顔のミニ冬瓜を使っていますが、ふつうの冬瓜でもOKですよ。
材料(5皿分)
ゴーヤ | 1本 |
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ミニ冬瓜 | 500g (1/2個見当) |
豚バラ焼き肉用 | 200g |
にんにく | 1かけ |
カレールゥ | 約100g |
サラダ油 | 大さじ2 |
米 | 3合 |
※市販の5皿分のルゥを基準にしたレシピです。ルゥや水の分量は商品によって多少の違いがありますので、パッケージに書いてある分量を参考に作ってください。
作り方
1. 米は少し固めに炊いておく。
2. ゴーヤは縦半分に切って種とワタをスプーンなどで取り除き、薄切りにする。
3. 塩少々(分量外)をふり、もみこんでしばらくおき、軽く絞って洗い、水気を切る。
4. 冬瓜は皮をむき、一口大に切る。
5. にんにくはみじん切り、豚肉は食べやすい大きさに切る。
6. 鍋にサラダ油大さじ1を熱し、2のゴーヤを炒めいったん取り出す。
7. 6の鍋にサラダ油大さじ1を足し、ニンニクを入れて弱火にかける。
8. 香りが出たら豚肉を炒め、続いて冬瓜を加える。
9. 全体に油がまわったら、水650㏄を加え煮込む。
10. 冬瓜がやわらかくなったら火をいったん止めてルーを加え溶かす。
11. 再び火にかけ、とろみが出たら6のゴーヤを加えてひと混ぜする。
12. 炊きあがったごはんにかけて、できあがり。
食材のお話:ゴーヤ
夏バテ解消の切り札!
ニガウリとも呼ばれる通り苦味が特徴で、沖縄の食材を代表する野菜です。漢方では「寒」に分類され、身体の熱を冷ます性質があるといわれているので、暑さで弱りがちな時期にぴったり。気温の高い沖縄で食べられてきたのも納得ですね。そのほかビタミンCや、むくみを解消するカリウムも豊富に含まれています。疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富な豚肉と一緒に食べると、さらに夏バテ解消パワーを発揮します。
料理のお話:塩でゴーヤの苦みを和らげつつ
食感も活かした“あと混ぜ”で
ゴーヤは、切ったら塩でもんで苦味を和らげます。シャキシャキした食感を楽しめるように、さっと炒めていったん取り出し、煮込まず最後に混ぜ込みましょう。豚肉と冬瓜だけを煮込むことで、冬瓜が豚のうまみを吸収します。
